マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

正真正銘 アキアカネと日本人

2011年02月03日 18時31分20秒 | 松見歯科診療所にようこそ
皆さんご無沙汰です


あーんど


明けましておめでとうございます。


何をやっても長続きしないTAKUSHIです



昨日ちらっと応援文を書きましたが・・・。


(本当に3回しか続かなかった・・・


まさにこれこそ







・・・


前回は前振りが長くて書きたいことが書けなかったので


今日は前振りなしでいきます





昔から日本人には親しみ深い赤とんぼ(正式名 アキアカネ)。


日本の古称秋津州(あきつしま)はトンボの国という意味で(トンボは古来秋津と呼ばれていた)


昔からトンボは日本を代表する昆虫でした。


(一説では神武天皇が国土を一望した際にトンボに似ていると言ったとされています)


「アキアカネを捕まえると雷が落ちる」


とアキアカネを霊的なものと考え、別名を「かみなりトンボ」となずけ


稲作の害虫(ウンカやヨコバイ)を食べてくれるアキアカネを昔からとても大切にしてきました。


また、トンボは前にしか進まず、後ろに退くことが無いことから




「不転退(退くことに転せず、決して退却しない)」




の精神を表わすものとして、特に武士には勝ち虫としてとても喜ばれ


兜や鎧、刀の鍔、陣羽織にトンボの装飾を用いてきました。



ちなみに、西洋ではトンボは「Fiyinggadder(空飛ぶ蛇)」や「魔女の針」



などと不吉の象徴とされてきました。



文化の違いって面白いですね


アキアカネと言えばよく田んぼで見かける事が多いと思います。


夏の間は涼しい山の上で過ごし、産卵期、秋雨前線の通過とともに山から人里に降りて行き


稲刈りの終わった湿った泥や水面に卵を産み落としていきます。


アキアカネは湿地や池に産卵する事もありますがその多くが


人の作った田んぼで産卵します。


それは、水田にはアキアカネの幼虫ヤゴの餌であるミジンコが大量に発生するからです。




アキアカネが人の暮らしを支え、人がアキアカネの暮らしを支えている



昔の人たちは上手に自然と共存してきていたのですね。



しかし、現在では農薬が広く問題になってきてます。


去年、作成された「ミツバチからのメッセージ」では


ネオニコチノイド系の農薬でミツバチが大量に死んでいるというドキュメンタリー映画です。


ミツバチだけでなく色々な生物がこの農薬によって苦しんでいると思います。


アインシュタイン曰く


この地球上から4ぶんの1のミツバチがいなくなると地球は4年で滅ぶ


と言われています。


ぜひ皆さん、3月27日(日)の「ミツバチからのメッセージ」の上映会にご参加ください。


よろしくお願いします




最後に


アキアカネと言えば日本の固有種(その地で独自に進化したもの)ですが


日本は世界でもっとも固有種が多い国なんです


固有種の宝庫として有名なガラパゴス諸島の固有種の数は約110種ですが、


日本は約130種もいるそうですΣ



自然がもたらしてくれたすばらしいギフトをみんなで守っていきましょう



BY TAKUSHI






横田めぐみさんが無事に生還できることを心よりお祈りします。