マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

食改善のお話

2011年02月19日 22時40分17秒 | 食事改善の基礎 理(ことわり)のコース
衰えない健康ブーム。
健康を取り扱ったテレビの番組は本当に高視聴率だとか。
日本人のほとんどの方が健康を求めて、いろいろな情報に耳を傾けていらっしゃるのですね。

松見歯科では、月に一度食改善のための講座<理のコース>を開催いたしております。
初診プログラムの一環でもありますので、
毎月、初診の方、そのご家族、また、新聞のパブリシティを御覧になられてのご参加の方など、
これまでに、2000人ほどの方がご参加くださっております。

どうして、食改善のお話を始めたのかといいますと、
患者さまの口腔内の問題は、対処療法の治療だけでは解決できないからです。
たとえば、虫歯でご来院になられた患者さんに虫歯治療だけで終わりにいたしますと
多くの方が、また、問題を起こされてご来院になります。
虫歯、治療、虫歯、治療といたちごっことなり、最終的には歯を失ってしまうということになるのです。

わたしたち歯医者のあるべき仕事とは、完全治癒を目指すことです。
完全治癒というのは、つまり、二度と同じ問題を起こさないということです。

そのためには、虫歯を綺麗に削って詰めるということが大切なのではなく、虫歯を起こさせないということが大切なのです。

これが予防ということです。

歯科の努力は、この十年でもずいぶんと結果を出してきていて、評価されるべきところです。
たとえば、1999年では、80歳以上のお年寄りの残存歯数はわずか5本でしたが、現在は8本と増えています。8020運動(80歳で20本の歯を残そうというスローガン)の効果がでてきているということです。

しかし、歯ブラシの指導や歯科技術だけでは8020運動をいくらしても、なかなか結果が大きく期待できるかというと、NOかもしれません。
それは、食との関係を伝えきれていないからです。

私自身の場合、独身時代には半年に一回は必ず歯科検診を受けに行き歯石の除去などを欠かさずしてきました。
歯医者の女房になって10年あまり、実は、新人衛生士の練習代としてポケットの審査などは受けますが、歯石取りに至っては、5回ほど受けたでしょうか・・・?
しかも、アポイントを入れるのを忘れてしまいますので、いつも途中で止めてしまって、一通り綺麗に歯石を取り除けたっていうのは2回くらいの記憶しかありません。

それでも、虫歯や歯周病にはなりません。
しかも、歯磨きは磨いて一日に一回。
休みの日など、磨いて・・ナイ
それでも虫歯にはならないのです。

主人は「たまが虫歯になるはずがないやん。ぜ~ったいない!」と言ってのけます。
「虫歯になるもん、食べんやろ?」って。

そうなんです。
虫歯になるものを、虫歯になるほど食べることはありません。

つまり、お口の問題の最大の原因は食べ物にあったのです。

時に玄米のフィチン酸が原因で虫歯になるという方がいらっしゃいますが
それはありえません。
だって、噛めば唾液もでますから。
口腔内が酸化することはないのです。

口腔内のPH(ペーハー)が5.4を切る(酸性になる)と歯が溶け始め、虫歯ができます。

どうすれば酸化するか。
それは甘いものを食べるという行為です。
口腔内のミュータンス菌は、甘いものが大好き。
餌を食べれば当然生き物の菌ですから、排泄物をだすのですが、
世の菌たちのウンチ、オシッコは酸性です。
ほら、パンを作るときに活躍するイースト菌も炭酸ガスという酸を出すのです。

この食べるという行為ともう一つ。
口呼吸です。
口で息をするというのは、空気による酸化を促進いたします。

この口が開くという現象。
マクロビオティックの陰陽で考えると、陰性。
つまり、陰性の飲食が原因と考えられるのです。

甘いものを常食すれば、当然、口呼吸となるわけです。


ですから、歯の健康と食べ物は切っても切れない、一番深い関係となるのです。

だからこそ、松見歯科では食事の指導を重要視いたします。
その一環として、食改善の基礎をお話させていただく<理のコース>を開催させていただいているのです。

今月は17日(木)に開催いたしました。
3月は15日(火)10:00~13:30までの予定で開催いたします。
参加費735円。
玄米ご飯の炊飯実習もいたします。
ご試食をかねて、玄米ご飯のランチがついてこの参加費です。

下手なサプリメントや高い健食を買う前に、一度ご参加なさいませんか?

受診されていない方のご参加も受け付けております。

お申し込みは松見歯科診療所 087-881-2323 メディカルコンシェルジュ加藤までご連絡くださいませ。

















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マクロビオティック料理教室<飯のコース(基礎)>第7回

2011年02月19日 19時28分22秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
早いもので、飯のコースの第14期秋冬クラスももう7回目となりました。
14期生は、前期とくらべるとかなりの少人数です。
どことなく専任講師の荻田先生、中原先生も少しリラックスしている感じ。
ゆったりと時間が流れます。

大人数も気合いはいるし、たくさんの皆さんの素敵な笑顔に出会えて
これはこれで楽しいですが、
少人数も少ない人数だからこその良さがあります。

どちらがということではないですが、
14期生もみなさんすぐに仲良くなって、素敵な時間です。

今回のお料理。



出来上がりはこんな感じ。



炊き込みご飯



玄米ご飯のポタージュ



季節野菜のラタトゥイユ

玄米ご飯と野菜で御馳走です。デザートがなくっても野菜の甘さで十分ですね。



今日のお手当は、枇杷の葉の温灸、こんにゃくシップを実習いたしました。
お家でできるセルフケア。
枇杷の葉って、結構すごいんです。
結婚して掃除のしすぎでひどい腰痛持ちになった私は
カイロや整体、按摩、マッサージ、ヨガ、水泳などなどいろいろ試しましたが
ちっともよくならなかったんですが、
いよいよなすすべなく、枇杷の葉を下着に差し込んで、寝敷きして寝たところ!
なんと一晩で腰痛がなくなってしまったのです。
枇杷の葉に助けられました。

それから、自然療法ってすごいなぁって思えるようになったんです。

自分でも足などはできます。
みなさん、ご自身の三陰交や足三里、湧泉などにされていました。
リフレッシュできましたか?

今日の座学は「子どもの食事について」でした。
味付けや調整、おやつなど砂糖のお話もいたしました。
ご参考になさってください。


















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またひとり・・・。

2011年02月19日 16時21分26秒 | 庵主の日記
可愛い娘が嫁に行きました。

今日は6年勤めてくれた受付の江美ちゃんの結婚式でした。
一番心配だったのは、恒例、院長のスピーチ。

かつて受付にいた京子ちゃんの結婚式のスピーチは、松見歯科歴史に残る、スタッフ内でも思わずドッと笑いが起こる、珍スピーチ。

それから、純ちゃん、なおピー、さえちゃんと少しづつ上達してはきたものの、
あいかわらず、ぶっつけ本番のスタイルは踏襲です。

しかし、いつもになく緊張の顔。
ひとり、元スタッフなどとの輪から離れて、必死で紙に何かを書いてぶつぶつ・・・。
そんなことなら、ちゃんと前もって準備すればいいのにって思いますが、これも院長スタイルですから
よしとしないとです。

まあ、型どおりのあいさつよりは、あったかくって中身が詰まっていて、私は好きですけど。

新郎の上司の方のあいさつの後に順番がまわってくるのですが、さすが、御上手なスピーチ。手抜かりありません!
「ええこというなぁ~」と院長と顔を見合わせて苦笑です。

いよいよ、院長のスピーチが始まりました。

がぁ。

あ、やってしまいました。
勤続6年なのに、8年前に初めてお会いしてって  

(・・)(@@)(><)(;;)

ちがうし・・・。

やさしい江美ちゃんはにっこり微笑んでおりましたが、冷や汗、冷や汗;;;;;;

ふぅ~なんとか無事に、スピーチも終わりほっとしました。

次は、ゆいちゃんかなぁ~?


それはともかく、江美ちゃん、とっても綺麗でした。
写真は後日、ちょっとだけね。
ご主人は、とっても誠実そうな感じの青年で、本当に安心いたしました。
たま母さんは、これまたいつも通り、ハンカチグジュグジュ・・・。
おめでたいことなのに、なんだかいろいろなことが思い出されて、涙があふれます。

そして、なぜだかTAKUSHIが号泣。

そうなんです。江美ちゃんの送別会のときから、なにかにつけて号泣です。
なぜに?っておもいますが、これも江美ちゃんの素晴らしさの証かもですね。
そして、二十歳を過ぎて、人との関わりのありがたさなんかがわかる年齢になってきたのかもしれません。

でも、おいおい、そんなに泣くと、新郎がなにゆえ?と心配するではないですか!
ね、江美ちゃん。

長い間、本当に松見歯科の顔としてとても頑張ってくれた江美ちゃん。
いつまでも、お幸せにと心から祈っておりますよ。

また、ちょくちょく顔をみせてくださいね。


















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