マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

マクロビオティック料理教室<羹のコース>(応用)第6回 開催いたしました。

2010年01月16日 17時36分52秒 | マクロビオティック料理応用 羹(こう)
きょうは<フェイクミートをマクロビオティックする>というテーマで、
畑のお肉を使ってお料理いたしました。

マクロビオティックでは、動物性の食材を使いませんが
ノンアニマルということではなく、アニマルフリーなイメージで捉えてくださる方がいいかもしれません。

私達人間は、雑食であり、本来何を食べてもよいカラダを持っています。
ただ、何でもどれだけでも食べていいのかというと、それは違います。
歯のあり方をみると、前歯(四角くて草食動物が持つ歯→野菜を食べる歯)が8本、犬歯(肉食動物が持つ歯→肉魚を食べる歯)が4本、臼歯(臼の形をした歯→穀類をすりつぶす歯)が20本で、親知らずまで入れて計32本の歯を持つことになります。

つまり、野菜が2:肉が1:穀類が5の割合です。

お肉を食べる許容量は食事の全体量から見ると12.5%ということになります。
一割ちょっとですね。

神様にお供えするものは、普段は水、塩、米、榊、灯明です。
これは、お米と野菜(榊)を煮炊き(灯明)するに必要なものです。
そして、お祭りごとには、海の幸、山の幸が加えられてお供えいたします。

私達は、霽(は)れの日、卦(け)の日を使い分ける、神様の食事をそのまま取り入れていれば、大きな病気や災難に見舞われることなく
元気に暮らすことができるということなのです。

そして、もし、動物性のものをいただくのであれば、できるだけわたしたちに遠い昔に進化を終えたものの方が害がすくなくなります。
例えれば、魚介類、鳥類などまでにするほうがいいわけです。
あまり近いものは、共食いとなりますからね。
哺乳動物である私達が、哺乳類の牛や豚ばかり食べることは、ある意味、共食いとなるのです。一時大騒ぎになった、狂牛病も共食い(牛に骨粉を食べさせる)が原因とされています。

さらに、動物性のものを摂取しなくても、私達はちゃんと生きていけます。
むしろ、動物性のものよりも、植物がなくては生きていけないと考えた方が良いのです。

地球上には、宗教上の問題や、志向により、ベジタリアンで一生を暮らす方もいらっしゃいますが、彼らはちゃんと生きています。

あの、カールルイスは生まれたときからベジタリアンだそうです。

私達が動物性のものを必要とする時期は、母乳(動物性)を必要とする、成長期のみです。
その後、歯が生え揃って、雑食となりますが、食物の中心は穀類であり、動物性食品に必要を感じる所以のたんぱく質などは、植物からのもので充分補え、全く動物性の食べ物が無くても大丈夫なのです。

ただ、やはり、美味しいなって感じるものも多くあるのが動物性の食品ですね。

つい、多く摂ってしまうのであれば、畑のお肉を上手に創作して、見た目もお味も、お肉のように楽しむのもいいのではないでしょうか?

と、いうことで・・・。
今日は13品+大根おろし、切り干し大根と八朔のサラダ柚子ドレッシングを作りました。



お料理全体。



車麩の揚げ煮丼。



玄米ハンバーグの和風おろしソース。



豆腐の水餃子。



柚子胡椒風味のマーボー豆腐。



セイタンと冬野菜の味噌煮込み。



特製たれに漬けた手作りコーフー



スライス大豆ミートのカツレツ。



高野豆腐のはさみ揚げ。



干し椎茸ミンチのカボチャのナゲット。



大豆グルテンの鶏風から揚げ。



高野ハム。



大豆ミートの手羽先風甘酢炒め。



大豆ミート細切りタイプのかりんとう

以上13品ですが、植物性といえどたんぱく質ばかりと今回は揚げ物が多くなりましたので、切り干し大根と八朔のサラダ・柚子ドレッシングと大根おろしを添えていただきました。

美味しかったですよ~。

今日は、加古川や宝塚など遠方からのご参加も頂き、10名の皆さんとお料理を作りました。楽しい時間をありがとうございました。



























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