マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

学校給食が子どもを壊している!

2014年04月08日 17時02分48秒 | いただきますの法則
幕内秀夫先生に学び、学校給食と子どもの健康を考える会に関わってからもう16年になります。

しかし、子どもたちの食育としての給食環境はまだまだ旧態依然としています。

なぜならば、子どもたちの血液が綺麗にならないのです。(*_*;

理想の血液画像はこちらです。



しかし、こちらはK君4歳の2014.3.13の血液画像です。



これでもよくなった方です。
おうちでのおやつは徹底されました。
2013.9.18の画像はこちらです。



その時のことを、当ブログで紹介させていただいています。ここをクリックしていただけるとお読みいただけます。

もともと、食事に気をつかってきた家族なので、お家ではおやつもさらに頑張っての結果です。

保育所の給食はこちら。





パン給食の回数も多く、菓子パンのようなものさえあります。その上に、おやつがいろいろ出てきます。
もちろん、味付けに砂糖も使用しています。

もう、ここまでお家の食事を徹底されたら、血液画像の結果は給食がもたらしているのは歴然です。

この4月から幼稚園に行くことになり、おやつはでないとのこと。
パンの回数がどのくらいになるのかがカギとなりますが、もう少し改善できるといいのですが・・・。

解説:赤血球のくっつきは改善されていますが、血漿のプラークが依然多く、甘いものやパン、果物を多く摂取する方に多い状態です。

さて、こちらは、小学校4年生の血液画像です。

松見歯科に来られる前までは、病院に行かない日がないくらいカラダが弱く、いつも不調を抱えていたそうです。投薬に頼っておられましたが、心配されたご両親が松見歯科での治療を決意なさって、少しずつ食事の改善、減薬をしている過程です。

ご両親がとても熱心で、玄米食を家族でするようになり、砂糖を止め、ご本人だけでなく家族皆が健康を取り戻し始めておられます。

初診時の血液画像です。2013.10.10



このころは、ごく一般的な食事内容で、加工食品や調理済みお惣菜、外食、コンビニ食、ジャンクフード、菓子パン、市販のお菓子など、相当入っていたそうです。化学調味料も普通に使い、添加物も相当摂取していました。このご家庭が特別にそうしていたということではなく、これが一般的な家庭の食事の内容であり、ごく普通です。便利、簡単、手軽、素早くという社会のあり方の反映でしょうか。

そして、2014.3.8の画像です。
玄米食にし、家でのおやつはおむすびとか、昆布、切干大根、食べても砂糖不使用のマクロビ対応のお菓子程度でそれも頻繁ではありません。おうちでの食事もとても頑張っておられます。
しかし、学校給食は牛乳は止めましたが、給食に出てくるお菓子はたまになので、そこまで制限すると可愛そうということで、目をつぶって与えているそうです。その結果がこちらです。



ずいぶん綺麗にはなりましたが、やはり、学校給食の影響は否めません。

どちらの症例も、ご家庭で本当に頑張っておられるのにと、ため息がでます。

実は、以前に九州の佐世保の聖和女子学園新居浜の西中学校で、学校給食を1か月間、米飯給食にし、もちろんお菓子のようなものも出さずに、おうちでの食事もコントロールしてもらっての実験をしています。結果はひと月で、ほとんどの生徒さんがサラサラ血液になり、素晴らしい結果をだしています。

また、香川でも、三豊市の仁尾小学校では、給食の改革を行い素晴らしい結果を出しておられるのは先日当ブログに書かせていただいた通りです。

学校給食って、子どもたちの全食事の約3割~ヘタをすると4割を占めるものです。その食事の役割は本当に大きいものです。
せめて、市販のお菓子をそのまま出して、健康に悪いものではないというような暗黙のメッセージを与えるものであってはならないと思います。
どうぞ、学校関係者、教育者、栄養士、医療者、行政、そして、父兄の方々が、真剣に考えていきませんか?今、子どもたちの心身は本当に大変なんです。

































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