タイトルの最後に「と実践」をつけ加えました!「と実践」は奏者としての立場からです。歴史的根拠を並べたてるだけでしたら、弾けなくてもいくらでも書けますからね。
では;
まず右手中指と人差し指の交互弾弦について見てみましょう。同じ長さ音が連続して続くフレーズの場合、最初は中指、次は小指という具合に交互弾弦をするという風に教わった方も多いと思います。この中指から始まる交互弾弦(厳密に言うと機械的に交互ではなく、表拍が中指、裏拍が人差し指)は同じ棹付き撥弦楽器であるギターではあまり重要視されていないようです。ギターではmimiでもimimでも場合によってはamiなんかもありみたいです。でもmmmiiiみたいなのはやらないと思います。
ルネサンス・リュートやバロック・リュートのタブを見ると、メロディラインの文字のひとつおき(偶数番目または裏拍)にドットがついているときがあります。ドットがついていない文字は原則親指か中指です。
ルネサンス・リュートに関することですが、ブサールの理論書には次のような記述があります。
・・・もしディミニューションがいくつかのバスと一緒にかかれていたとき、親指と人差し指の代わりに中指と人差し指を使って弾くと言うことです。・・・(Robert Dowland , VARIETIE OF LUTE-lessonsに掲載されているバラールの論文、 大橋、中川訳)
ルネサンス・リュートのメロディはバスを伴っていないときは基本親指と人差し指の交互奏法(フィゲタ)ですが、バスが伴っている場合のことを述べています。この奏法はブサールのすぐ後に続くバロック・リュートの時代に引き継がれていったと考えるのはごく自然でしょう。
では;
まず右手中指と人差し指の交互弾弦について見てみましょう。同じ長さ音が連続して続くフレーズの場合、最初は中指、次は小指という具合に交互弾弦をするという風に教わった方も多いと思います。この中指から始まる交互弾弦(厳密に言うと機械的に交互ではなく、表拍が中指、裏拍が人差し指)は同じ棹付き撥弦楽器であるギターではあまり重要視されていないようです。ギターではmimiでもimimでも場合によってはamiなんかもありみたいです。でもmmmiiiみたいなのはやらないと思います。
ルネサンス・リュートやバロック・リュートのタブを見ると、メロディラインの文字のひとつおき(偶数番目または裏拍)にドットがついているときがあります。ドットがついていない文字は原則親指か中指です。
ルネサンス・リュートに関することですが、ブサールの理論書には次のような記述があります。
・・・もしディミニューションがいくつかのバスと一緒にかかれていたとき、親指と人差し指の代わりに中指と人差し指を使って弾くと言うことです。・・・(Robert Dowland , VARIETIE OF LUTE-lessonsに掲載されているバラールの論文、 大橋、中川訳)
ルネサンス・リュートのメロディはバスを伴っていないときは基本親指と人差し指の交互奏法(フィゲタ)ですが、バスが伴っている場合のことを述べています。この奏法はブサールのすぐ後に続くバロック・リュートの時代に引き継がれていったと考えるのはごく自然でしょう。