写本のフォリオ58rに件の曲があり、解説書の当該箇所を見てみました。音楽学者のラムスデン博士やポールトン氏の解説が引用されていました。要点をかいつまんでみますと、
・Dd.2.11の曲名はキャサリン・ダーシーの御心、作曲者はジョン・ダウランドである。
・キャサリン・ダーシーはジャーヴェス・クリフトンと結婚し、夫が1597年に騎士に叙せられるとレディー・クリフトンの称号を得た。
ということでした。キャサリン・ダーシー→レディー・クリフトンなんですね。Dd.2.11が編纂された頃はキャサリン・ダーシーでVARIETIE OF LUTE-lessons(1610)が出版された頃にはレディー・クリフトンだったわけです。
VARIETIE OF LUTE-lessonsでは件の曲はロバートになっていて、Dd.2.11における作曲者とは異なっています。ではこの曲はダウランド親子のどちらが書いたのでしょうか。これを詳しく調べていきましょう。
・Dd.2.11の曲名はキャサリン・ダーシーの御心、作曲者はジョン・ダウランドである。
・キャサリン・ダーシーはジャーヴェス・クリフトンと結婚し、夫が1597年に騎士に叙せられるとレディー・クリフトンの称号を得た。
ということでした。キャサリン・ダーシー→レディー・クリフトンなんですね。Dd.2.11が編纂された頃はキャサリン・ダーシーでVARIETIE OF LUTE-lessons(1610)が出版された頃にはレディー・クリフトンだったわけです。
VARIETIE OF LUTE-lessonsでは件の曲はロバートになっていて、Dd.2.11における作曲者とは異なっています。ではこの曲はダウランド親子のどちらが書いたのでしょうか。これを詳しく調べていきましょう。