リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

the Lady Cliftonはどういう人ですか(5)

2023年05月14日 22時53分47秒 | 音楽系
さてジャーヴェス・クリフトンと結婚したキャサリン、後に夫が騎士になった際にレディ・クリフトンになったわけですが、今度はBingで英語で質問してみました。


Who is the Lady Clifton, apperared in VARIETIE OF LUTE-lessons by Robert Dowland?

日本語ではさっぱりでしたが、やはり英語で尋ねると結構ちゃんとした答えが返ってきました。それがこちら:


Lady Clifton was a noblewoman who lived in England in the late 16th and early 17th century. She was the wife of Sir Gervase Clifton, a knight and politician who served as a member of parliament and a sheriff. Lady Clifton was also a patron of music and arts, and she had a close relationship with Robert Dowland, the son of the famous lutenist and composer John Dowland. Robert Dowland dedicated a galliard to her in his collection of lute music called Varietie of Lute-Lessons, published in 1610. The galliard is titled The Right Honourable, the Lady Cliftons Sprit12. It is a lively and elegant piece that reflects Lady Clifton’s personality and spirit. ママ


レディ・クリフトンは、16世紀後半から17世紀初めにかけてイングランドに住んでいた貴族女性でした。彼女は騎士であり政治家であるジャーヴェース・クリフトン卿の妻で、議員や州知事としての職務を務めていました。また、レディ・クリフトンは音楽や芸術のパトロンでもあり、有名なリュート奏者で作曲家のジョン・ダウランドの息子であるロバート・ダウランドと密接な関係を持っていました。ロバート・ダウランドは、1610年に出版されたリュート音楽のコレクションである「とりどりのリュート曲撰」に彼女に献呈した「ガリアード」があります。この曲は「The Right Honourable, the Lady Cliftons Spirit」と題され、レディ・クリフトンの個性と精神を反映した、活気に満ちた優雅な曲です。


前半はなかなかインフォーマティブです。後半は私が目を通した資料は参照していない部分があり単純に「ガリヤード」をロバートの作曲としていますが、それ以外は概ねきちんとまとまってはいます。でもthe Lady Cliftons Spiritがthe Lady Cliftons Sprit12になっています。このSprit12ってなんなんでしょう?訳ではきちんと直しておきましたけど。