リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

とりどりのリュート曲撰完成!

2023年06月16日 17時09分49秒 | 音楽系
ロバート・ダウランドのVARIETIE OF LUTE-lessonsの完全日本語訳版「とりどりのリュート曲撰」がイラストレータによる版組を完了し、印刷製本をしてみました。88ページ、用紙は90kgなので少し厚手です。(コピー用紙は70kgくらい)表紙は色つきのクラフト紙(厚さ0.33mm)です。本の厚みは約6mmでリングとじです。



まだ「試作」なので付箋がついています。少し手直しをしてから製品版を作りたいと思います。当初は曲集の部分は今回は出さないつもりでした。出したとしても分冊にする計画でしたが、まぁ一冊にした方が便利だろうと言うことで「完訳版」として楽曲部分も含めてまるごと1冊にしました。曲集は必ず頭の中のバーチャルリュートで鳴らして検討しました。場合によってはリアルの楽器で弾いたりもしました。この部分は結構ミスが多くて、特に終わりの方は特に何か当時の印刷職人さんが手を抜いたのかはたまた疲れて来たのか、ミスが頻発していました。



本文には見開き単位で註をまとめてあります。

曲集の部にもミスがある部分の修正案や人名などに対しして註を付けてあります。



取りあえず10部作る予定です。ご希望の方はご連絡ください。販売価格は一冊5500円です。