Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

洋楽とともに

2008年03月26日 | 大学
 「洋楽」というのはいささか古めかしい表現である。現在ではクラシック音楽といわれるのだが、よく考えてみれば、クラシック音楽というのは「古典音楽」であって、どこにも「西洋音楽の」という形容詞が付いていない。そう考えてみると、「洋楽」の方が理にかなっているような気もする。
 そんな洋楽をテーマにしたレクチャーコンサート「日本で出会った最初の洋楽たち」を企画して、24日に行った。二日前にはワヤンの上演をした同じ場所で、今度はインドネシアとは全く違う音楽である。
 違うといっても、私はピアノをはじめて音楽の世界に飛び込んだわけだし、洋楽はある意味、私の音楽の原点である。今は研究も実践もインドネシアの芸能が中心になってしまったが、別に、洋楽を自分の中から捨て去ってしまったわけではない。
 舞台の横で演奏者を送り出すとき、とても幸せな気分になった。こうして自分の原点の音楽に関われて、自分が演奏しなくても、こうして演奏者たちとともに一つの舞台を作ることのできた喜び・・・。