東京の実家の庭には、ブルーベリーの木が一本ある。毎年、この時期になるとたくさんの実をつける。今年はもう500グラムを収穫してジャムになったが、まだその倍は採れそうだという。
実家の自家製ブルーベリージャムは、市販のジャムよりもはるかに酸味が強いし、ブルーベリーの形がなんとなく残っていて果物の食感が楽しめる。たくさん砂糖を使わないために、それほど長期保存はできないのだろうが、あっという間に一瓶がなくなった。ぼくは、甘酸っぱいジャムが大好きだ。
毎年、たくさんの実をつけるブルベリーの木は、父の年間にわたる丹念な世話の成果である。世話をするから育つ。世話をするから実をつける。手間暇をかけないで、成果を得ようなんて都合のいい話。当たり前のことだけれど、ブルベリーの実を眺めながら、そんなことを考えた。
実家の自家製ブルーベリージャムは、市販のジャムよりもはるかに酸味が強いし、ブルーベリーの形がなんとなく残っていて果物の食感が楽しめる。たくさん砂糖を使わないために、それほど長期保存はできないのだろうが、あっという間に一瓶がなくなった。ぼくは、甘酸っぱいジャムが大好きだ。
毎年、たくさんの実をつけるブルベリーの木は、父の年間にわたる丹念な世話の成果である。世話をするから育つ。世話をするから実をつける。手間暇をかけないで、成果を得ようなんて都合のいい話。当たり前のことだけれど、ブルベリーの実を眺めながら、そんなことを考えた。