Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

ジャカルタ到着

2011年08月17日 | 
 インドネシアの独立記念日である8月17日にジャカルタに到着。那覇、台北、香港、ジャカルタと乗り継ぎのフライトで若干疲労気味です。台北では、チケットに書かれていた乗り換え便のゲートが変更になっているにもかかわらず誰も教えてくれないし、座った席のビデオは壊れているし。
 ジャカルタのホテルまでは空港からタクシーを使いましたが、日本円にすると高速代なども入れて2,000円くらいかかりました。結構な値段です。独立記念日で高速から花火が上がっているのがよく見えました。
 明日から国立図書館で古い雑誌のマイクロフィルムと格闘です。ジャカルタ滞在中はWIFIが使えますが、バリに移動後、ブログの更新はしばしば滞りますのであしからず。

日和見という姿勢ーー2011夏休み(5)

2011年08月17日 | 
 石川県の歴史民俗博物館にいって、加賀藩が幕末時に攘夷派ともいえず、開国派ともいえない日和見、どっちつかずの藩であったことを知った。確かに、私の好きな幕末史の中に加賀藩は登場しない。
 自らの姿勢を明確にすることで、薩摩・長州は明治時代の新政府の指導的な立場を獲得した。一方、明確に親幕の立場を表明した東北諸藩は、悲劇的な末路を歩んだ。自らの姿勢を明らかにすることは大きなリスクを伴うものだ。きっと会社だったら、昇進、左遷の大きな岐路になるんだろう。
 加賀藩は倒幕派に積極的に協力しなかったことで、明治に入って優遇されることはなかったが、ボコボコにされることもなかった。人生にもそんな選択肢があろう。自分の意見を表明することなく、砂のように吹く風の方向になびく人生。まあ、バリのワヤンでいえば、サングト的人生もまた「あり」だろう。さて、ぼくはどれを選ぶか?