Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

ラマダン

2011年08月27日 | ジャカルタ
 今はイスラムの断食期間ラマダンの最中である。といってもインドネシアのイスラムがすべて断食をしているわけではない。ただ通りを歩くと、やはりラマダン期間、昼間は閉めている食堂が多い。さらに空いている店も布などを店の前にかけて、食べ物や食べている人が見えないように工夫している。
 インドネシアのイスラム世界では普通の風景だろうが、私のようにヒンドゥー教徒が大半のバリではまったくありえない光景である。だいたいラマダンなんてバリ人には他人事で、ラマダン明けの祝日の方が重要である。なんといってもジャワからたくさんの観光客が訪れるからだ。
 私は当然イスラム教をしているわけではないので、ラマダンは関係ないのだが、外に出ているとき人前でペットボトルから水を飲むことは止めている。公共の場には、本当に昼間、断食をしている人がいるからだ。宗教が違うとはいえ、やはりここはイスラム人口の多いジャカルタなのだから、その程度は気を使うことにしている。(8月20日に記す)