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もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

恰好よくて強い男はモテるのよね

2012年11月27日 | バリ
 やっぱり、恰好よくて強い男はモテるのよね。これってさ、やっぱり、地球上で普遍的なことなのかな? いたよね、高校の頃とか、スタイルいいし、頭はいいし、運動できるし、ケンカは強くて、モテるって人。ぜんぜん、僕とは縁のない話。
 12月の渋谷で二日間上演するワヤン、容姿端麗で武芸に優れたアルジュナが主人公。10月の演目では、武芸に秀でたアルジュナがクローズアップされた演目でしたが、この12月公演では、モテモテのアルジュナが主人公。なんだか、最近、イプセンの「人形の家」のお芝居を観たことで、自分が上演するワヤンの演目に社会性があまりにもないことに恥ずかしさすら感じちゃいますが、まあ、年忘れワヤンってことで、難しいことは考えずに、今回は楽しく上演します。
 アルジュナを演じながら、なんだか、ワヤンの上演中だけはモテモテの主人公になりきってます。でも、やっぱりなにか違うんだよね。その姿から香り出る凛々しさとか、見えない何か。そうだよ。アルジュナはパンに納豆のせて食べないしさ。そういうところから修正しなくちゃ、人形を手にしても、表層を演じるだけなんだよ。でもアルジュナって何食べてたんだろう。インド叙事詩だから、カレー?それともインドネシアのマハバラタだから、ナシゴレン?