社会福祉士×ちょっと図書館司書の関心ごと~参考文献覚え書き

対人援助の実践、人材育成、図書館学を中心に気まぐれに書物をあさり、覚え書きをかねて投稿中~

「これからのターミナルケアと在宅ケア」 広井良典 (1999)

2008-07-14 15:44:44 | その他
「介護保険時代の在宅ケア~在宅ケアの真髄を求めて」
             佐藤智・大熊由紀子/編著 日本評論社

在宅ケアを行っている会員制組織「ライフケアシステム」が主催したシンポジウムの内容がまとめられている。

「在宅」の意味について・・・
物理的なもののみを意味するのではなく、英語で在宅という意味で用いられる
「feel at home」を参考に、「本当に自分が安心できる」ということを指すのでは…と提唱。


上記の意味で「在宅」をとらえると、生活の場が施設であっても、その人にとっての「在宅」になるのだろう。施策面などはこの意味を用いて論議をするとややこしくなるが、援助論や思想としてはもっともな意味の取り方だろうと思う。

山崎章郎氏は、ターミナルケアと在宅ケアは分けられるものではないと説いている。こ
の十年近くで、色々な定義、意見などなど…が出てきたんだなぁ…と感じた。
コメント (2)
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