『ソーシャルワーク研究 Vol.45 No.4』
実践現場では日常的にケースカンファレンスが開催され、その方法については、特に意識することなく過ごしているように思う。
しかし実際には、関係者間での意見交換(特に異なった意見を投げかけあう場合)では、今後も一緒に支援をしていかないとならないメンバー間で、衝突を避けるがために意見を控えてしまう場面が少なからずあると感じる。
そこでケースカンファレンスの場において、より有益な方法のひとつとして「AAA式カンファレンス」を取り上げ、事例を用いて紹介している。
引用⇒
AAA式ケースカンファレンスの原則とプロセス
1.「話す」ことと「聴く」ことを分け、話し合いの<余地>を広げる
2.事例に関する問題・リスクとストレングスをバランスよく検討する
3.「事例」の理解だけではなく「支援者の関わり方」を再点検する
4.問題の共通理解ではなく、「今後の見通し」の共有を目的にする
5.お互いの「違い」を大切にして、「チーム」の力で支援の質を高める
😊 😊
ケースカンファレンスでは、「これはそちらがやる」「これはこちらがやる」といった、役割分担の確認に終始してしまい、特に困難事例と言われるものに対しては、「できていないこと」に集中しがちである。
話し合いに限界があると感じた事例については、特に有益な方法であると思った。
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