トリからキノコ 自然見て歩き

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イチョウ

2017-12-20 | 樹木 草花


同じ場所に並んで立っているイチョウの木だが 葉の落ち方がこんなに違う
太さも同じくらいなので同じ時期に植えられたものと思うが 個体差と言えばそれまでだが何か原因があるのだろうか

イチョウは中生代のジュラ紀に最も栄えたグループで 現生種ではイチョウだけが残っている
中国原産と言われているが自生地は不明
葉はイチョウ型と言われる独特の形で切れ込みのあるもの無いものと変化が多い
葉裏に見える葉脈は二股分枝を繰り返しながら伸びている
花は雌雄別株で4~5月に咲き 雄花の花粉は雌花の胚珠内に入り花粉室で発芽して精子ができる
イチョウに精子が出来るのを発見したのは明治時代の日本人で欧米諸国を驚かせたと言う

イチョウの実生
10月頃に銀杏と呼ばれる実が生るが 今は採るものも食べるものもいないので親木の下に落ちて春になると芽が出る
親木の下では育つことが出来ず皆枯れてしまう
新しいイチョウが育たないので無くなりそうなものだが 人は銀杏が好きだと見えて今でもよく見る
因みに高木街路樹で一番多いのはイチョウで約57万本もあるそうだ



老木の枝に乳と呼ばれる気根の一種が出る 空気を取り入れる役目と聞いていたが そうではないと言う話も有りどういうことをしているのか不明