トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

クサギの花

2018-08-21 | 樹木 草花


クサギの名は葉や枝をちぎると臭気があることによる
臭気の基はクレロデンドリンで 味は苦く抗菌作用があり食べる虫は少ない

クマツヅラ科(新分類ではシソ科)の落葉小高木 6m程になる
葉は対生でようしん8~15cmの三角状ハート形~広卵形
裏面に微小な腺点と少数の大きな腺点がある

花は7~9月 枝先や上部の葉腋から集散花序を出し 芳香のある白い花を多数つける
花冠は5裂し平開する 下は筒状で紅紫色で細く長さ2cm程
花筒の下は萼に包まれていて この萼は花のあと濃紅色になり星状に5裂し中央に果実を載せる

果実は核果 6mmほどの球形で秋に熟すと光沢のある藍色になる
核は4個で合着して球形になっており 表面には網目状の隆起した模様がある

細い花筒には蜜があり蛾やチョウがよく来る アゲハ蝶を見たければクサギへ行けと言うくらい
若菜は山菜(茹でると臭みは消える) 果実は草木染 根は薬用になる優れもの
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする