ミンミンゼミの背中にセミヤドリガの幼虫が付いていた
蛾の仲間で寄生するのは珍しく ほとんどがハゴロモやウンカに寄生しセミに寄生するのは世界的にも珍しいらしい
寄主はほとんどがヒグラシ(99%)で他に ミンミンゼミ アブラゼミ ツクツクボウシ ニイニイゼミ ヒメハルゼミにも寄生する
寄生されたセミが死んだり 卵を産めなくなったりすることは無い
樹皮下に産み付けられた蛾の卵は 近くに来たセミの翅の振動などを感じて孵化し 取り付いて寄生生活をする
幼虫はイモムシ状でセミの体節の間の膜付近から体液を吸い わずかな期間に一生分の栄養を取り生長する
成虫になってからは物を食べない
成虫の大きさは開翅長20mm 体長7mmの小さい蛾で 色は暗黒色