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オオハンゲ

2019-06-08 | 樹木 草花


オオハンゲ(大半夏)はハンゲに似ていて大きいことから付いた名前
ハンゲはカラスビシャクの別名で漢方での呼び名 球茎を吐き気止めなどの薬用に使う

サトイモ科の常緑林の林内に生える多年草
葉は3深裂する単葉で、裂片は広卵形~狭卵形で30cm程の葉柄がある

花期は6~8月
地下の球茎から30cm程の花茎を伸ばし、先に緑色の仏炎苞に包まれた肉穂花序を付ける
花序の付属体は長く糸状に仏炎苞の外に伸びる

仏炎苞の内部は、肉穂花序があり、下部は仏炎苞と合着し、片側だけに卵形の子房がむき出しになった雌花が付く
花には果皮が無く、雌花に離れて上部に雄花があり、雄しべには花糸が無く白色の葯だけがある
雄花は果軸が仏炎苞から離れている部分にびっしりと付いている