アオイの仲間で茎が真っ直ぐに立っていることからタチアオイと言う
アオイ科の一年草または2年草
中国原産で古くから観賞用に植えられている
茎は直立して2mにもなり毛を密生し、葉は互生しほぼ円形で基部は心形 5~7に浅裂する
花は6~8月
茎の下側から順次咲き上がり、直径約8cmと大型で、紅 淡紅 白 紫色など多彩
花の中心に雄しべが筒状に合着し、粒粒に覆われたクリーム色の柱になって立っている この時期は雄性期で盛んに花粉を出している
丁度ハチが食事に来ていて、体中花粉だらけだった
翌日になると、筒状の雄しべの真ん中から白い糸状の雌しべが出てくる
この時期に花粉まみれのハチが来てくれれば受粉出来て万々歳
だが、雌しべは更に伸び続け、先がカールして先端が雄しべの中に潜り込む
つまりは受粉できていない場合は、同花受粉をしてしまう
同花受粉は雄しべが動いて行う種はあるが、雌しべが動いて受粉するのは珍しいという
花や根は、開花期に採って、煎じて飲むと利尿効果がある