
この時期だけに見られるシモバシラの霜柱、小さなシモバシラが立っているのが見られた
初冬の頃、地上部は葉も落ちて、茎が枯れ始めたが根からはまだ水を吸い上げているので氷柱が出来る
その後、茎が破れ始めると割れ目全体から水が染み出し、氷は地際で横に広がって霜柱のようになる
その後茎も破れ、地中も凍って水が上げられなくなり見られなくなる
シモバシラの名はこの霜柱が立つことから付いた名前
シソ科シモバシラ属の多年草
シモバシラ属は東アジアの特産属で2種あり、日本にはシモバシラ1種がある
茎は4稜形でやや硬く、40~90cmになり上部は枝分かれする
葉は長楕円形で長さ8~20cm、鋸歯がある
花は9~10月に咲く
花穂は5~12cm、上部の葉脈から出て一方に偏った唇形花を付ける
花冠は白色で7mmの大きさ
霜柱を作る他の植物は、アキチョウジ カメバヒキオコシ シロヨメナ カシワバハグマなどがある