トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

オシロイバナ

2023-08-11 | 樹木 草花

道端にオシロイバナが咲いていた

子供の頃この花を採って、根元を良く吸った

ほのかに甘く懐かしい思い出

 

オシロイバナ科の多年草または一年草

根がイモ状になり、暖地では冬に地上部が枯れても地下部が残り、次の年に根から芽を出す

南アメリカ原産で、日本には江戸時代初めに渡来した

花が美しいので栽培されていたが野生化もしている

 

茎はよく枝分かれして灌木状となるが木質化はしない

花は夏から秋かけて咲き、赤、黄、白や絞り模様があり、同じ株で複数の色が咲くこともある

午後4時ころから夜間に開き、花筒が長いので口吻の長いスズメガが吸蜜し、送粉に係わる

花弁は無く、花弁に見えるのは萼で、基部は緑色に膨らんでいる

花の根元の緑色のもには総苞

 

花の後、萼は基部を残し脱落し、種子を1個含んだ果実が熟し、全体が黒い種子のようになる

種子には粉状の白い胚乳があり、おしろいの代わりに顔に塗って遊んだので、オシロイバナの名がついた

 

根を利尿、関節炎の生薬として利用している

葉は切り傷、たむしの治療に効果がある