
ナンキンハゼの紅葉は緑から赤までグラデーションが素晴らしい
実からロウを取ったハゼノキと同じで ナンキンハゼもロウを取っていた
中国原産の木でハゼノキ同様紅葉するのでナンキンハゼと言われる
落葉高木 15ⅿほどになる
花は7月に 枝先に10㎝程の総状花序をだし黄色の小さな花を多数つける
果実は果で秋に褐色に熟して裂開する
中に7㎜程の白いロウ質の仮種皮に包まれた種子が出て来る
爪でこすると白いロウ質のものは簡単に取れ黒い黒褐色の種子が出て来る
この種子は有毒
鳥は脂分を含んだこの実が好きで いろいろな鳥が食べにくる
ロウが消化され黒褐色の種子が撒かれるが 脂分のなくなった種子は水分を弾かず良く出芽するようになる


イイギリは普段は大きな木の割には目立たないが赤い実が目立つこの時期には存在感がある
イイギリ科イイギリ属でイイギリ属はイイギリ1種からなる東アジア特産の種
葉が桐に似ていて昔ご飯を包んだことからイイギリ(飯桐)の名がある
花は4~5月 枝先に20cmもある円錐花序が垂れ下がり芳香のある花が多数つく
雌雄別株 時に雌雄雑居性
果実は液果で1㎝程の大きさ 秋口に赤く熟し翌年まで残っていることが多い
果実を割ると黒い小さな(1mmほど)種子が40個ほども入っている
実は苦くて不味い
ヒヨドリが良く食べ ツグミ オナガ時にはキジバトなども食べている
鳥に比べて実の数が多すぎるのか 不味いのか 栄養価が低いのか食べ残しも多く地表に落ちている