トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

2017-12-16 | 日記


久し振り 目の前に虹が現れた
虹を見るとラッキー ハッピーな気持ちになる

虹は7色 赤 橙 黄色 緑 青 藍 紫
雨上がりに太陽を背にして見られることが多い
太陽の光が水滴によって屈折反射され プリズム効果により虹になって見える

色は連続しているので色の数は見る人によってさまざま
国によっては6色とか5色とか言っている所もあるらしい
7色と言うのはニュートンが言い出して広まり 日本でもそのまま受け入れた

ワカバグモ

2017-12-15 | 虫類


すっかり寒くなって来たのに 隙間だらけのヒマラヤスギの葉の間にまだワカバグモがいた
せめて大きなヤツデの葉なら多少は暖かいと思うのだが・・

都市部から山地まで広く生息している
樹木や草の枝葉間潜み 夕方になると葉の上で足を広げて獲物が来るのを待つ 網を張らずに待ち受け型の狩猟行動をする
成体の出現時期は4~10月とか春から秋となっているが12月の寒い時期にも居たのでチョッと以外

メスは成体になっても緑色のままの個体が多いが オスは第1脚と第2脚や腹部が褐色を帯びるようになる
大きさは1cmほど

キタテハ

2017-12-14 | 虫類


パタパタと続けざまにキタテハに会った
あちこちに生えるヤエムグラなどが食草なので分布は広い
加えて成虫越冬をするのでこの時期少し暖かいと出てくる

成虫で越冬し3月頃には姿を現す早出のチョウ
3月に翅がぼろぼろの姿を見かける
食草はカナムグラやホソバイラクサ
平地から低山の人家 公園 荒れ地 墓地などあちこちに居る
ヤツデとキクに居るのを見たが色々な花を訪れるほか 樹液 腐果などにも集まる

コウテイダリア

2017-12-13 | 樹木 草花


大きくて見栄えがするコウテイダリア
黄葉した銀杏をバックに 今年は株を増やしたのか沢山の花が咲いて見事だ
大きいものは5mにもなるので皇帝の名が付いた 別名木立(コダチまたはキダチ)ダリア

キク科ダリア属の多年草  メキシコ~中米原産
短日植物で日が短くなる11月~12月にかけて花が開く
花は大輪で20cmにもなる

クチナシの実

2017-12-12 | 樹木 草花


クチナシの名前は果実に裂け目がないので「口無」の名が付いたと言う説がある

林縁などに生える落葉低木 高さ1~2m
花は6~7月に咲き 枝先に芳香のある白い花を付ける
3大芳香樹の一つと言われ 香料に使われる

果実は肉質の液果 3cmほどの楕円形で5~7稜あり先端に萼片が残る
11~12月に橙色に熟す
なかに多数の種子があり 種子は約4mmの扁平な卵形をしている

果実は黄色の染料にされる 無毒なので栗 きんとん たくあんなど食品の着色にも使われる
良く熟した実を干して粉末にし卵白を加え 練り上げたものを患部に貼るとはれもの 打撲 腰の痛みに効く

シモフリスズメ

2017-12-11 | 虫類


緑色のイモムシがまだ元気に動き回っていた

蛹で越冬するのでこれから蛹化する
大きさはは9cmとかなり大型のイモムシだ
ネズミモチ クサギ キリ ゴマなど色々な植物を食草にする多食性

成虫・・霜降り状の模様をしたスズメガ 開張で12cmの大きさ 
5月から10月頃まで見られる(写真は8月のもの・我が家の外壁に居た)


オオハナアブ

2017-12-10 | 虫類


大分花が少なくなってきたこの時期 ビワの花にオオハナアブが潜り込んでお食事中

平地から亜高山まで幅広く居る普通種
成虫は3月から12月頃まで見られ割合寒さに強く 暖地では冬でも見られる
幼虫は水生で水中の落ち葉などを食べて育つので 池や湿地の多い草原で良く見られる
大きさは15mmほど

ハナアブは名の通り良く花を訪れて 花粉や蜜を食べ花から花へ飛び回り花粉を運ぶ
名前はアブだがハエに近い仲間
ハチと違って針は持たないのだが 多くの種が外見は黄色と黒の縞模様でハチに似ている
武器を持たないものが 危険な動物に似せた模様を持つのを「ベイツ型擬態」と言うそうだ

カネタタキ♀

2017-12-09 | 虫類


鐘を叩くような音でチン チン チンと区切って鳴くのでカネタタキと言う
卵で越冬し8~11月頃まで見られる
オスの前翅はとても短く鱗のようになっていて発声の為に付いている
飛ぶことは出来ない メスに至っては翅は退化してしまって無い

樹上性のコオロギで街中の木のまばらな公園などでも見られる
人家にも居て秋の頃には我が家の庭でも鳴いていた
色々な植物の葉や小昆虫の死骸などを食べる
大きさは1cmほどだった

ソヨゴの実

2017-12-08 | 樹木 草花


モチノキ科の山地の乾いた林内や林縁に生える常緑低木~小高木 7m位にはなる
硬い葉が風にそよいで音を立てるのでソヨゴと言われる
別名フクラシバ

葉は互生で縁は全縁で波打つのが特徴 乾燥すると褐色になる
葉はタンニンを含み褐色の染料として使う

花は雌雄別株で咲き 6~7月に本年枝の葉腋から長い柄を出し白色の小さな花を付ける
実は核果 10月頃から赤く熟す
中には三角状卵形で表面が滑らかな4個の核が有って中に種子が1個入っている

モチノキ科は日本ではモチノキ属のみがありその数23種
モチノキ属のうち常緑性のモチノキ亜族は花の付き方で2つに分けられる
一つは本年枝の葉腋に花を付けるグループ・・ソヨゴ クロガネモチ イヌツゲなど
もう一つは前年枝の葉腋にできたごく短い短枝に花を付けるグループ・・モチノキ タラヨウ ツゲモチなど

イブキトラノオ

2017-12-07 | 樹木 草花


返り咲きだろうか夏に咲くイブキトラノオの花が咲いていた

タデ科の山地から高山の日当たりの良いやや湿った場所に群生する多年草
滋賀県伊吹山に多く野生しているのでこの名があるが 各地の山地高山に見られる

1m程に伸びた花茎の先に 円柱形で7cm程の花穂状の花が付く
花被が白いので花は白く見える
萼が花弁状になっているが 元々タデ科の花は花弁が退化して無くなっており 萼が発達して花弁様になっている
花の時期は7~8月
果実は痩果
3mmの小ささで3稜型で黒褐色の光沢がある

一般に植物は根は下方に 根茎は横に伸びるが イブキトラノオの根茎は上部は黒褐色で太いが下部は横向きになってS字型に曲がっていてひげ根が多い
その根茎を掘ってひげ根をむしり取り日干しにしたものを煎じて飲むと下痢止めに効く
煎じた液でうがいをすると口内炎にもよい

ウグイス

2017-12-06 | 野鳥


笹藪からチャッチャッとウグイシの地鳴きがして 運のよいことにチラリと姿を見せた
藪からの中が好きな鳥で 声はよく聞くが姿はなかなか見られない

留鳥 平地から山地の笹藪のある林などに居て 積雪の多い地方のものは冬は暖地に移動し市街地でもこの時期には見られる
東京周辺では11月初め 文化の日あたりから現れて冬を越し 3月上旬に初音 それから1か月ほどの間に姿を消す

名前は鳴き声から来ていると言う 「うぐい」は鳴き声 「ス」は鳥を表す接尾語 からス ほととぎス のスと同じ
繁殖期以外では普通1羽で生活し 藪や垣根などを好み主に昆虫類やクモ類を食べる

繁殖期にはオスは直径200mほどの縄張りを持ち ホーホケキョの囀りで縄張り宣言と花嫁募集を行う
メスがやって来て番(つがい)になったと思うと 次のメスを求めて囀りを行う
1羽のオスの縄張りに何羽ものメスが子育てをする一夫多妻だ 巣作りと子育てはメスが行う
メスはメスでこの場所での子育てが終わると 次のオスを求めて別の場所へ移ってしまうと言うチャッカリさ

雌雄同色 大きさはオス15cm メス13cmと小鳥では珍しく雌雄の大きさが違いオスの方が大きい 



アオジ

2017-12-05 | 野鳥


今シーズン初めてのアオジ

青っぽい色の「しとと」つまり「あおじとと」が変化してアオジとなった
「しとと」はホオジロ類全般の奈良時代の古名

本州中部以北で繁殖しているもの シベリアから冬越しの為渡って来るものもいる
秋にはおびただしい数のアオジが南下し 冬には関東以西の市街地でも普通に見られる

繁殖期以外は小群れで生活するものが多い
林縁や草地などの明るい所に出て来て昆虫類 クモ類 草の種子などを食べる

オスの冬羽では目先が少し黒く メスは全体に淡い色をしている
大きさは16cm


ステビアの花

2017-12-04 | 樹木 草花


少し前だがステビアの花がまだ咲いているのに出会った
天然甘味料と言えば砂糖だが 他にも甘いものがある
マメ科の甘草 ウリ科の果実「羅漢果」 甘茶の原料のアマチャ そしてキク科のステビア

ステビアは南米原産 キク科の多年草 別名アマナステビア
茎は60cm程に立ち上がり 枝先に白い小さな花を咲かせる

根 茎 葉に砂糖の200~300倍ともいわれる強い甘みがある
甘みは強いが低カロリーなので多くの食品に使われている
加工食品や飲料水の材料欄で名前を見ることがある
日本はステビアを多く使用する国の一つだそうだ

ニシキギの実

2017-12-03 | 樹木 草花


ニシキギの実はベレー帽を被ったようで可愛い

ニシキギ科の落葉低木
秋の紅葉が錦のように美しいのでニシキギと言う
特に若い枝に板状の翼が出来る
この翼は細い枝を支える役目を果たしていると言う
翼が出来ないものはコマユミという

実は蒴果 1~2個(最大4個)の分果に分かれ 11月頃に熟して裂開し橙赤色の仮種皮に包まれた種子が顔を出す
オイルを豊富に含み高カロリーなので小鳥が大好き

枝にある翼を集めたものを黒焼きにしてご飯と合わせて練ったものを患部に貼ると とげ抜きややけどの薬となる

オオトビサシガメ

2017-12-02 | 虫類


茶褐色のサシガメが獲物を待っているのか花の中に居た
オオトビサシガメで25mm程の大型のサシガメ

樹皮の下や樹洞に群がって成虫で越冬し 4月から11月頃まで現れる
小動物を捕らえて体液を吸う

口吻が鋭く刺されると激しく痛む
ハチに刺されたような痛みのあと痒くなるそうだ