アゲハ
2018-04-13 | 虫類

すっかり春になり大型のチョウがヒラヒラ見られるようになった
アゲハはカラタチやサンショウに卵を産み 幼虫はその葉を食べ秋に蛹になり冬を越し 春に羽化して成虫になる
食草はサンショウや各種ミカン類などミカン科
平地から低山地の人家や農家のサンショウ類やミカン類のある場所に居る
我が家のミカンの木で幼虫を見た事が有る 成虫はこの木によく来る
日中明るい樹林の周囲や少し高い所を飛翔し ツツジ類アザミ類他各種の花を訪れる
都市部でも人家の庭で発生しており最も普通に見られるチョウの一つ
ショカツサイで吸蜜している蝶だが 長い足で花に止まり長い口吻で蜜を吸っているので 体が雄しべに触っていないように見える
花にとっては花粉を運んで貰えず困りものだろう

カタクリの花が真っ盛り
変わった花で芽生えから花が咲くまで7~8年かかると言う
ユリ科カタクリ属の林内に群生する多年草
鱗茎は5cm程の長さで毎年更新を重ね旧鱗茎の下に新鱗茎が付く そのため花の咲くころには鱗茎は地中深く潜る
この鱗茎から採った澱粉が真正の片栗粉
種子から芽生えた1年目の苗は茎とその先に種の殻を付けている
2年目から小さな葉が1枚付き 以降毎年一枚だけの葉が大きくなって行く
7~8年たつと大きな葉が2枚付き花が咲く
花は3~5月 20cm程の花茎の先に淡紅紫色の花を一個下向きにつける
花被片は6個 上方へ強く反り返る
雄しべは6個 3個は短く後から伸びる3個は長い 雌しべの柱頭は3裂する
片栗粉を湯に溶いて飲むと胃腸カタルや下痢に効果がある 湿疹には粉を患部にはたくか 水に溶いてぬると良い
若い葉 茎 花の蕾を採り 茹でておひたし 各種和え物 テンプラが美味しい
鱗茎は煮物にすると美味しい