まだ幼菌のヤマドリタケモドキ 傘が開く前の幼菌は歯ごたえがあり食材として最高と言う人もいる
夏から秋にかけてシラカシやコナラなどのブナ科植物 アカマツの生える雑木林の地上に発生する
幼時半球形から開いて丸山型 更に平になる
色は黄褐色又はオリーブ褐色で中~大型 大きいものでは20㎝にもなる
裏の管孔は短く 孔口は蜜
柄は中心性で 全体に網目模様があるのが特徴
ヤマドリタケと同種と思われていたが最近違うことが分かり ヤマドリタケモドキの名になった
「もどき」と不名誉な名前だがヤマドリタケ同様とても美味しいキノコ
ヤマドリタケはイタリア語で「ボルチーニ」フランス語で「セップ」と呼ばれる最高級のキノコ
パスタ 煮込み 炊き込みご飯など うま味が濃いのでソースにもOK
アカボシゴマダラとカナブンが樹液に集まってお食事中
アカボシゴマダラ:
東京周辺で増えていて良く見られる個体は外来種と言われる
1998年に藤沢で記録されて以来分布を拡大して南関東を中心に定着している
中国から人為的に持ち込まれたもの
日本産は奄美大島周辺に限って分布している
幼虫で越冬して5月頃から見られる
食草はエノキ 市街地の孤立木や幼木も利用することから適応力は高い
日中樹上や林縁を緩やかに飛び 葉上に良く止まる
樹液や腐果などで吸汁し 路上で吸水も行う
吸汁する口吻は長く伸び 色は黄色がかって以外に太さがあった
カナブン:
卵は朽ち木の中に産み付けられ イモムシ型の幼虫で越冬して成虫は7~8月に現れる
体色はメタリックに輝き 銅色から暗緑色まで変化がある
クヌギ ナラ類の樹液を食べる
口は大あごが短くブラシ状の毛が密生していて 樹液を取り込みやすい構造になっている
ハスはハス科の多年生水生植物
地中の地下茎から1m程の茎を伸ばし水面に葉を出す
茎には通気用の穴が開いている
葉は円形で葉柄が中央に付き撥水性がある
ワックスのようなものでできた小さい突起物ががあり 水滴が丸い球になって滑り落ちる
葉の表面付いた汚れや虫などを洗い流す効果がありロータス効果と言われる
花は7~8月頃に咲き 早朝に咲き昼頃には閉じる これを3日繰り返し4日目に散る
花のあと花床が残り中に雌しべが多数埋まっているように見える
花床に埋まったまま熟し成熟し果床となるとハチの巣のような穴が開きこの穴の中に1個づつそう果が出来る
地下茎はレンコンとして食べられているが 果実(種子) 茎も食べられる
花托内の果実を採りだし皮を取り去り種子だけを蒸してから陰干しにする
果実の皮つきを蓮実 皮を取った種子だけを乾燥したものを蓮肉 蓮子と言って 炒って1回に数粒食べると滋養 強壮 下痢に良い