サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

LOST IN TIME 『DOORS』Release tour 『TOURS』@水戸LIGHT HOUSE 15.9.27

2015-10-02 | LIVE
                                       
先週の日曜日、LOST IN TIMEのツアーを観にはるばる水戸市まで行って来ました。









初日千葉公演以来の『TOURS』参加です!
その時も書きましたけど、自分「DOORS」ってアルバムが大好きでして
このツアーに関しては一箇所だけじゃ物足りない、是非何箇所も観てみたい~っていう気持ちがあった
曲が育っていくのを観たい、それぞれの土地で鳴らす「DOORS」のツアー模様を観たい、という気持ちが強くありました
同じツアーでも場所によって観た感触が違ってたりもしますからね 横浜は都合があって行けなかったので、ならば水戸に行こう!と。
結果的には、凄く感情揺さぶられましたし、力ももらいましたし、水戸公演「ならでは」の良さもちゃんとあって自分的にとても楽しめました
何よりも、全体通して温かかったし、それでいて熱くもあった、トータルでものすごく盛り上がった一夜でもある・・・というその“熱量”ですかね
それが最も自分の心に強く残ってくれて、また一つ忘れられない(嘘じゃなく)夜が生まれたのでした
自分とは一見関係のない土地に思えても、その土地で待ってた人々の気持ちを感じられたり
どの場所でもしっかりとステージに大きなものを残して去っていくバンドマンの矜持、
そしてその土地でしか感じられない「空気」があるからこそ複数参加は面白い。
そんな事を改めて感じた水戸公演でした。
終わって駅まで歩いている時にちょっと泣きそうになったその感情がすべてだったのかもしれない。とか思います。

で、初茨城!初水戸!ですよ 
人生初の茨城県、う~ん、感慨深い。っていうのも地理的には隣県に当たる場所ですから一度行きたかったですし
まあ、観光とかそういうのは時間がなくて出来なかったんですけど、水戸ライトハウスにも行ってみたかったですしね
何よりちょっと遠いところの知らないライブハウスに行くのって楽しいですからね
だからこの日もそういう意味ではめちゃくちゃ楽しかったんですけど、
ただ、想像以上に水戸は遠かったですね(汗
熊谷も遠いなあ、って思ってたんですけど間違いなくそれ以上
行きも帰りも特急を使わなければ間に合わない感じだったんですが、なんと都合の良い事に行きも帰りもピッタリだった・・・というか
「あっ、開演までに間に合わね」と思ってた矢先に特急が来るし、逆に帰り「これじゃ終電逃しちゃうな」って思って駅に着いたらちょうど特急、、、と。
そもそも調べとけって話ではあるんですけど(笑 上手い具合にスルスル行けたのは正直ラッキーでしたね
 それで、水戸ライトハウスの音響は確かに物凄く良かったです
ダイナミックなサウンドが楽しめるライブハウスで、ロストの時に最前付近に行けたのですが
ガンガン音が襲い掛かってきて正直めちゃくちゃテンション上がってしまいました(笑
場所も分かりやすかったですし、終演後のドリンクもスムーズに受け取れるので凄く良いハコだなあ。なんて思いました。
何より横に広くてステージがかなり観やすいのが小ハコながら気が効いててこのハコの素敵な所だな、なんて。
初水戸ライトハウス、予想以上に好感触でした。内房から水戸はもんのすごく遠かったけれど、
また機会があったら茨城でライブ観たいですし、観光もしてみたいですね。












スーパーアイラブユー

のっけから「嘲笑には笑顔で中指を」っていうテーマの楽曲で胸が熱くなった
早速「いいねえ」って気分になれたので終始楽しく観れた気がします
ちょっと乱暴な表現かもしれませんが、「パンクを採り込んだベースボールベア―」みたいな印象でした
途中、凄くノリの良い、SUPER I LOVE MUSIC & SUPER I LOVE YOUっていう曲が物凄くテンション上がって良かったですね
MCも熱くて、ロストインタイムがいかに好きでいかに衝撃を受けたか、それとこの日を夢見ていた事
そしてアルバム出したんで対バンして下さい。と直に申し込んだらこうなったこと・・・など
ロストファンとしても「嬉しいなあ」と思える情熱っぷりがとても素敵でした。
後ギターの方のヨレヨレのシャツを見てボーカルの方が「レイプされた後みたい。」ってつぶやいたのが面白かったですね(笑
凄く“青春”を感じさせるバンドでとても素敵だったと思います。熱く生きる事は、決して悪い事じゃない。むしろ、素敵。っていう。



cinema staff

1.drama
2.thema of us
3.白い砂漠のマーチ
4.great escape
5.exp
6.YOUR SONG
7.GATE


水戸は久しぶりだったそうです
ニューアルバムのツアーで組んでなかったのかな、って調べたら来てませんでした
その前のアルバムのツアーの日程も調べたら来てませんでした
だから本当に久々だったんだなあ・・・と ちなみに前に水戸に来た時もロストと一緒に来たそうです。またロストと水戸に来て欲しいな(笑

千葉の時にも書きましたが、いつの間にかすっげえライブをするようになっていたシネマスタッフ
勿論自分はインディーからシネマのライブを観てたしその頃もその頃で感動したライブいっぱいありました
ただ、その時とはライブの質が違うと言うか、音の太さも全然違うし観客の盛り上がりも益々大きくなってる訳で
そういう光景を見せられたら流石に「進化してるなあ・・・」なんて書かざるを得ないんですよね。
初期衝動から、みんなを巻き込んで一気に大きなカタルシスを生み出すバンドへ。
特に「exp」なんかは超ご機嫌な演奏に反骨精神の乗った歌詞が極上で
物凄く「やってやるぜ!」って気概を貰えた気がします
前のめりに奏で切った「thema of us」の勢い、
あの頃よりも上手くなった歌で激しく、かつ叙情的に響いた「白い砂漠のマーチ」も堪らなかったし
よりバッキバキに、ダイレクトにガツンと来る演奏をしてくれて気持ち良さも半端なかったです

そして、バラッド「YOUR SONG」が相変わらず素晴らしかった
美メロ主体の故郷に対する想いを綴った歌詞は
正直胸に響くものがあり、
最近特に「故郷」とか「地元」って言葉に弱くなってるのも手伝って
やたらとグッと来てしまいました そういう年頃なんですかね。
また、それぞれの人々の故郷にも行きたい気分になりました
音源の発売も楽しみですね。でも、この曲はライブで初見で聴いても響くと思うので是非機会があれば。
最後の「GATE」も哀愁漂う、雰囲気たっぷりの終わり方でとても良かったと思います
辻くんの泣き叫ぶような表情がとても鮮烈で胸にささやかな、でも心地良い傷を残すような一曲でした。

あと、MCで話してたんですが
ロストのオフィシャルで海北さんと飯田くんが対談企画をやってるんですよ。飯田くんだけじゃないけど。
その企画後に軽く飲みに行こう。って二人で寿司屋に行ったら5時間も話し込んでしまい
尚且つ海北さんが知らない間に勘定を済ませてた・・・って話は色々とスゴイな、って思いました
なんか熱くていいなあ。って思いましたし、そういう海北さんのさり気なさも格好良いですよね。敢えて「払うよ。」とか言わないっていう。

しかし久野くんのドラミングは本当に段違いに迫力が増してました。
中でも「great escape」のは特に臨場感たっぷりで聴き入ってしまいましたね
以前よりも一音一音の音の太さが増している感じ?今後のシネマも、千葉と同じ事を書きますがホントに楽しみになりました。
また久しぶりにワンマンも観たいな。



LOST IN TIME

1.366
2.Synthese
3.列車
4.教会通り
5.小さな隣人
6.No caster
7.26
8.希望
9.22世紀
10.燈る街

11.30
12.hurry
13.home

14.きのうのこと



この日もたっぷり演ってくれました!(嬉)
一曲目の「366」からして、多幸感溢れるスタートでやはり堪らない
この曲はすっかりロストのアンセムと化した気がして今や凄く好きな一曲です
続く「Synthese」はよりアンサンブルの躍動感が増していてその臨場感に夢中になりました
「誰もが見慣れた挫折の後で」すっかり見慣れてしまった挫折からもう一度立ち直る勇気を貰えた。
そこからこのツアーでは定番の流れなのかな、「列車」を上手い具合に繋いで熱演
海北さんの震えるような歌声にもジーンと来てしまいました
「教会通り」と「きのうのこと」のナンバーが続く

そして「小さな隣人」はもう本当に・・・堪らなかったですね
この曲は新譜でも特に大好きな曲なのと、繊細な歌詞が胸にガンガン響いて正直かなり琴線揺さぶられましたね
単純に音としても気持ち良かったですし、あんまりライブ向けって印象なかったけど、相当良いアクセントとして機能してます
この曲は今後も定番化をお願いしたいくらいに良かったんですが、実際定番化するかは未知数なので
今ツアーで大切に聴いていきたいと思ってます。風通しの良い生演奏がまた最高なんですよね。
 千葉の時と変わらずアレンジが施されていた「No caster」!
歌詞の内容も身に沁みましたし、不穏さを更に増した音像は相変わらずめちゃくちゃ格好良かった
ゾクゾクするような退廃的な作中観は本気で痺れるので、ファンだけどライブには行かないって方にも是非観て欲しいですね
冷やかな視点とそれを助長するスリリングなアンサンブルは早くも完成されている模様でした。


熱量たっぷりに「26」、
この曲も最近のライブではオリジナルのイントロが施されていて
ブリブリとベースプレイに熱中する海北さんもまた格好良いんだわ
ロストは新譜でも感じましたけど、インストナンバーもかなりセンスあるので
海北さんのベースラインの気持ち良さをもっとアピールする為にもインスト曲を増やしてもいいかも分からんですね
それくらい生で観ると、海北さんはあの独特の歌だけじゃなくベースプレイもかっこいいんすよ。

アウトロの源ちゃんのドラミングにも痺れた「希望」、
この日はいつも以上にガムシャラで前のめりでそのテンションに相当感化されちゃいました
歌もよく響くし、よりアンセム感が強くて、自分も足掻き続けたい・・・!という気持ちを改めて持たせてくれたありがたいアクトでしたね
「22世紀」でもそのエネルギーと、そしてパワフルなバンドサウンドが気持ち良さ満点でテンションは最高潮!
「振り下ろされた拳を前に両手を後ろには組めない」「ここまで生きて来られた事を奇跡と思わずにいられない」の辺りは思わず頷き握り拳を作ってしまいます
物凄く感情揺さぶられる一曲でこの曲ももっともっと聴きたいなあ、と。

最後は、千葉でも凄く良かった「燈る街」。
あの時は涙線をくすぐられる感じでしたが、この日はもっと聴いててニンマリ出来るような・・・
自分にとってはそんな「燈る灯」でした。その前にスーパーアイラブユーの対するアットホームで優しいコメントがあったからかな
なんだか素敵な気分で本編は終了。またも、地元や故郷に対する意識をさせられる楽曲でそこもまた堪らなかったですね。


アンコールは、まず源ちゃんがシネマの「望郷」を途中まで、しかも「でしょうーーーーー」のところを敢えて歌わずに(笑
粋な演出からスタートしました まずは「30」を歌って、続けて、またも嬉しい「hurry」!
このインスト曲めちゃくちゃ大好きなんでライブでも演奏してくれるのが本当にテンション上がります
海北さんの這いまわるようなベースライン、三井さんのスピード感溢れるギター、タッピング
そして源ちゃんの活きの良いドラミングとこういうのは今ツアーならでは?ですな
まあツアーが終わっても「home」の前には演奏するかもしれないけど。
彼らの辿って来た人生をも匂わせる「home」を高らかに響かせライブは終了、
この曲はファンとの絆的な要素もあるナンバーなので余計にジーンと来ましたね。そして、シンプルで、潔い。

なんとダブルアンコールも敢行してくれました、
それくらいに良いライブでしたからね~
最後の最後は「きのうのこと」
これが・・・
最高の出来でこれがきっかけで先述のような、駅まで向かう途中で泣きそうになってしまったのでした
あの日あった色々なこと・・・嬉しい事も、そうじゃないことも、複雑な事も、全部含めて鳴らしてくれるような、そんな音に
自分を重ねてしまって、それもあってそこまで感情移入してしまったのかもしれません
限りなく孤独に寄り添うような海北さんの緩急付けたボーカルもまた素敵でした。
嘘とかお世辞とかじゃなく、またこの曲をより好きになれた気がしました。
あのシーンは、あの演奏はきっと忘れられませんね。
いつぞやの新代田FEVERで聴いたのもあれはあれで凄かったなあ、って思うけど。
本当にガツンと来て、胸に沁みて、また活力と糧を貰えるような、繊細な部分にまで触れてくれるようなセトリ&ライブありがとうございました!!

『TOURS』には、また参加するつもりです。その時まで、是非良い夜を。いちファンとして願ってます。
そしてスーパーアイラブユーの皆さん、シネマスタッフ、ロストインタイム、各バンドのスタッフ
ハコのスタッフの皆さん、そしてこの日共に熱狂したお客さん達に心からの感謝を。
初の茨城、初の水戸ライトハウス、間違いなく良い思い出になりました。ありがとうございました。
















いやーしかし普段行かない街でライブを観るのは楽しいですね!!
それに、これで普段行く千葉・神奈川・東京に加えて埼玉・栃木・茨木と関東6県のライブハウスにお邪魔する事が出来ましたよ!!!
北関東3県の中で唯一訪れた事のない群馬や、東京の隣県である山梨にも行って関東圏いつか制覇したいっす。
他の地方のハコや空気にも触れたいですし、まだまだ夢っていうかワクワクは尽きないですな。
凄く、凄く胸がジーンとして満たされるような夜でした。茨城のハコにもまたいつか。

それと、今、このタイミングで、茨城に行けて、ライブも観れて、それ自体も良かったです。
散々書いてるけどライトハウスめっちゃ音良かったし早くもお気に入りのハコですね。




千葉LOOK名物のデカポスター。
これが各地を転々としているのも地元民として誇らしい。
またどこかで再会しましょう。