サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

katyusha/Emerald/ゲスの極み乙女。「歌えば尊し」@千葉LOOK 15.10.18

2015-10-20 | LIVE
                                  
日曜日はEmeraldを地元千葉で観て来ました。








まず、始めに明言しておきますと、
本公演は完全にEmeraldファンとして行きました
俺が大好きなナカノヨウスケさんがボーカルを務めるEmeraldが千葉にやって来る!観たい!って気持ちのみで取ったチケットでした

が、寸前になってゲスの極み乙女。の参加が表明された為、一瞬でプラチナチケットと化してしまって(笑
当日周りを見る限り大多数がゲスファンだったんじゃないかな・・・という空気で「これはすごいことになってしまった」という感じでした
なんせ、ゲスの極み乙女。は直前に横浜アリーナでワンマンしてたみたいですからね
そりゃこういう雰囲気になるわなあ、、、と思いつつ、
直前に発表~っていう手段は間違いなく正解だったと感じました
そうしなければ自分の様に「Emeraldを地元で観たい。」とか思うファンがチケット買えない=3マンなのに実質ワンマン状態になってしまいますからね
まさかルックでゲスが観れるのか・・・って事も含めて色々と主催者側の皆さんの配慮に感謝です
っていうか、こういう類の対バンも、「珍しい」んじゃなく、もっとあればいいな。ともちょっと思いました。
正直横アリからルックを行き来するゲスはちょっと格好良いな。って思ってしまったから(笑

Emeraldを地元、それも隣の市で観れるチャンスなんて早々ないですから
本当に早めにチケット買ってて良かったな。なんて思いました。
チケット等は是非取れる時に取っておいた方が吉ですね。という訳で以下。










ゲスの極み乙女。

1.キラーボール
2.星降る夜に花束を
3.Ink
4.誘惑バンジー
5.サイデンティティ
6.ホワイトワルツ
7.オトナチック
8.ドレスを脱げ


ゲスの極み乙女。に関しては「猟奇的なキスを~」と「私以外私じゃないの~」の2曲しか知りませんでした
その2曲しか知らない状態でライブに臨んだんですけど、その2曲は聴けなかったっていう(笑
それでも十分楽しめたので良かったです
テクニカルなピアノの音色と、
それが醸し出すオシャレな雰囲気、
かと思えば時折ギターサウンドがガレージばりに火を吹いたり、
でも、どの曲もダンサブルなエッセンスは忘れてない・・・という一貫っぷりが良かったですね
ちなみにセットリストは歌詞の一部をメモして全て検索で先述しました
有名バンドなんで調べれば直で出て来るのがありがたいっていうか流石というか。

嬉しかったのが、ボーカルの川谷絵音曰く「下北沢ERAで観たPBL(ペーパーバッグランチボックス)のライブが人生でベスト3に入るくらい良かった」
「ナカノヨウスケさんは凄いボーカリストなんです」等正直聴いてて「えっ、そう思ってたんだ!?」って思う言葉を連発してくれた事ですね
Emerald及びナカノヨウスケファンとしてはとても誇らしい気持ちでしたし、
自分もPBLの音楽に何度も(気持ち)救われて来た人間だったのでとてもシンパシーを感じました。
凄くルックでのライブを楽しんでたみたいですし、正直川谷絵音氏及びゲスの極み乙女。に対する好感度が上がりましたね(笑
それは勿論自分の好きなバンドマンを褒めてくれたからってだけじゃなく、
音楽に対する姿勢がとても素直で素敵な方々だな~、と。
自分らの出番が終わった後もフロアに来てライブを普通に観てたり単純にミュージックラバーなんだな。って傍から観ていて思いました。

最近出した新曲「オトナチック」も凄く良かったですね
強いメロディと、ちょっと哀愁溢れる歌詞のコラボにこの日聴いてて思わず感情移入しちゃいました
「大人じゃないからさ」ってフレーズにはちょっと俯くような物悲しさが漂ってて特にツボだった。
正直あんまり知らないバンドだったんですが(知名度高いのに・・・)、普通にめっちゃ楽しめてとても良かったです。
横アリからルックに来てくれて本当にありがとうございました。



Emerald

1.Nostalgical Parade
2.フラニーの像意
3.Summer Youth
4.After Blue
5.サキソフォン
6.ふれたい光


なんでしょうね、
そもそもがkatyushaの主催企画で、
ゲスの極み乙女。のファンも大量に参加している。つまり、
ファンの目線から書くと「Emeraldをちゃんと聴いてもらえるだろうか。」的な不安があったんですよね
でも、それが不思議と・・・いや、不思議でもないのかもしれない。物販を見たらちょこちょこエメラルドのCDが売れていたり、
予め調べて楽しみにしている様子のゲスファンを見かけたり、そもそもゲスファン自体が良い具合なんでしょうね
思ってた以上に温かく迎えられている様子でちょっと、いや、かなり安心しましたね
Emeraldの音楽は盛り上がる要素も時にあるけれど、
でもあくまで聴き手の心に沁み込むようなエッセンスの方が強いと思うので・・・。しっかりと受け止めてくれた方々にいちファンとして感謝です。

ライブとしては、久々に聴いた「Nostalgical Parade」がめちゃくちゃ良かったですね
レコ発の時以上に研ぎ澄まされたギターサウンド、バンドアンサンブルの美しさが凄まじく
一発で「Emeraldの世界」に誘えてたと思います(少なくとも自分は)
より“バンド”になって来た音像に感慨深さを覚えつつ、
ナカノさんのボーカルも迫力満点でとても素晴らしかったです
具体的にどこが素晴らしかったか、と書くとやっぱり「涙目で笑おう」ってフレーズを渾身の想いを込めて歌った部分が、ですね
あそこは今の自分の心境にもフィットして問答無用でグッと来てしまいました
兎に角、“美しい曲”だったと思います。音色的にも姿勢的にも。

ナカノさんが「千葉LOOK-!!」ってフロントで叫ぶ姿に喜びを感じた「フラニーの像意」(本当に無性に嬉しかった!)、
この日も適度にリズムを刻みつつも歌詞の内容に浸りながら聴けるパフォーマンスでした
聴く度に磯野さんのギターサウンドが美しく磨かれてるなあ・・・と感じる「Summer Youth」を浸透させた後はこの間から演奏している新曲攻勢でした。


「ロマンチックな声を探そう」ってフレーズに胸が温かくなる「After Blue」を和やかな気持ちで聴き入り、
続く「サキソフォン」に関しては今までで随一に感情移入してしまいました
正直な話、現在進行形であの曲の歌詞のような状態(ありのままの成れの果て)に陥ってるので
それもあって・・・
ちょっとゾクッとするような感情の切り取り方に完全に引き込まれて魅了されてしまいました
それはただ単に、自分がそういう人間だから~って以上に“歌への入り込み”があったからじゃないか、と思う
Emeraldのライブには、毎回こういう瞬間があるからこそ夢中になってる~って節がありますね。
是非、ナカノヨウスケ及びどんどん流麗に進化していくアンサンブルに注目して貰いたい。
そう思います。

この夜も、本当に胸に来るステージング、ありがとうございました。
また千葉でEmeraldが観れたらいいな!あといつかワンマンも観たいです(笑
この日演奏した以外にもホントに良い曲いっぱいあるので。お世辞ではなく。



katyusha

katyushaっていうのはソロユニット名みたいなもの~
所謂TMレボリューションやスーパーフライ的なもの~と丁寧に説明してくれました
ちなみにゲスの極み乙女。のサポートコーラスもやっているそうで、なるほど音楽性もかなり通じるものを感じましたね
ファンの熱気というか、ドスの効いたコールが凄くて、いつもああなんだろうか・・・って疑問を抱きつつ(笑
本編最後に演奏した月曜日ソングが一番大人の女性っぽい作中観で(個人的な印象ですが)良かったですね
アンコールのちょっぴり(?)エッチな曲もそれはそれで個性的で宜しいんじゃないでしょうか。ええ。

ゲスの極み乙女。のメンバーに対する感謝や(出てくれた心意気に)、
Emerald及びナカノヨウスケさんに対する想いもふつふつと語られていて、
そういう部分とっても誠実で素敵でしたね。

「素敵な繋がり」と、「素直なリスペクト」が生んだ、文字通り“尊い”一夜でした。感謝!!














それにしても、まさか手持ちのチケットがプラチナ化するとは全く考えてなかったので
なんか行く前から色々と面白味が生まれてしまったイベントでしたね(笑
ゲスファンの方々が大体「近い!近い!」と興奮されてたので
やっぱり「小ハコで観れる」っていうのは求心力高いんだなあ、と。常にオリコントップ10に入るようなバンドファンにとっては。

逆に、Emeraldファンの視点からすると、ある意味Emeraldの良さがちょっとでも伝わる、広まるチャンスだなあ。とも思ってました
そんな中でも姿勢を変えず新曲も中心に添えて「いつも通りのスタンス」でいつも以上に素晴らしいパフォーマンスに仕上げた彼らは本当に格好良かった!
このライブレポでこの日感じた様々な感情が少しでも伝わってくれる事を祈ってます。
「発見」と「感慨深さ」が同時に存在しているような素敵な夜でした。