サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

ボクガール81話、敬え!!留年センパイ8話 感想ほか(ヤングジャンプ2015年 45号)

2015-10-08 | ヤングジャンプ感想









情けない話なんですが、時折後ろ向き/諦めが過ぎると、
ひたすらに悲しい音楽を流しながら「このまま心臓が止まってもいい」と願ってふて寝をする事があります
正直そういう事をやってる時点で大人失格だな、というかもっとしっかりしろよ!とも思うんですが
マイナスにマイナスをずっと重ね続けていると、不思議とある一定を越えたらちょっと前向きになれる節なんかもあったりして
そう考えると極限まで落ち込んで膿を絞り出す時間もそれはそれで無駄じゃないなあ。なんて思うんですよね
逆に言えば、本当は悲しいのに、本当は辛いのに、無理してポジティブに振舞っている方が不自然っちゅうか。
格好悪くたっていい、それで0.5歩でも進めるのならば、どんな手でも使って行きたいと考えてます。

ただでさえメンタル面が他人の数十倍劣っているポンコツ野郎なのだから、
やっぱりそこからちょっとでも力をくれる、または荒んだ心を癒してくれる表現/物語が自分には必要不可欠で
そんな自分を支えてくれるいくつもの物語の為に、他人ではなく自分が好きな物語を守る為に頑張らなくちゃいけないのです。
いけないっていうか、やりたいのです。それがなくなって困るのは結局自分ですから。素直に好きだと思える、そんな感情のために。










ボクガール #81 ボクの演劇

なるほど・・・瑞樹は確かに女の子になって、女の子出来て嬉しかった
その気持ちが正しかった事を認めつつある現状な訳ですが
それはシンデレラの魔法のようなもので
藤原さんと仲良くなる魔法も同義だった
でも、シンデレラの魔法もいつか解けてしまうように、
女の子になっちゃう、という魔法ももう解けてしまった・・・と
瑞樹はシンデレラの物語と自分自身を劇の中で重ね合わせた、って内容になってるんですよね
ただ単に瑞樹を可愛く見せようとしてシンデレラって劇を選んだのではなく、こういう明確な意図があって選択したのだなあ、って思えたのは嬉しかったです
まあ、一つ注釈して置くとただ単にロキちゃんが不調をきたしただけで別に解けてはいないんですけど(笑
でも、そんな風に腹を括って、「何か」を決意した瑞樹は間違いなく男らしくて格好良かったと思います
正にナチュラルボーンイケメンっていうか・・・ああ、瑞樹も成長したんだなあ。って思うとちょっと泣きそうにもなってしまいました。
どういう結果になるにせよ、どういう顛末が待つにせよ、いちボクガールファンとして今シリーズの行方をしっかりと見守りたい。と思いました。



こりゃ女の子も惚れちゃうな・・・。


ところで、瑞樹のご子息の問題に関してはどうなったんでしょうね
そこも絡めて行くのか、それともロキちゃんが部屋を出たって事は寸前で収まるのか、、、
正に「色々な意味で」注目の今シリーズですけど、なんか前回の嬉しそうにはしゃぐ二人を観ていたら
個人的には、という前置きをさせてもらった上で、瑞樹×藤原さんのニヤニヤルートも全然アリな気はして来ました
藤原さんと一緒に、楽しそうに疑似デートを楽しむ瑞樹もとっても可愛かったから・・・
それと、ご子息の事を気にしているのは、藤原さんが気付いた時に間接的に触れた時にどういう反応を示すのか、に興味がある、、、っていうのもあります
瑞樹は気にし過ぎなくらいに懸念してたけど、藤原さんのこれまでの様子を観ていると
むしろこれまで以上にドキドキしてくれる可能性もあると思うんですよね
それが猛との三角関係にも少なからず影響を与えると思うし、
本作のドラマも更に加速する気がする・・・ので
ご子息の行方にもやはり注目、ですし
もしかしたら、また元に戻ってしまう展開もあるかもしれないのでその点でも注目なのです
正直、藤原さんが瑞樹に、もっと真っ直ぐに恋してドキドキしてくれるようになったらカタルシスっちゅうか
達成感あるなー、とか思うんですけどね。さて、この恋の行方がどうなるのか、早くも来週号が待ち切れない(伊達じゃなく)ですね!
引きがかなり読者をじらすものになっているので余計に来週分が気になりますね
ここで瑞樹が男気を見せるのか、それとも逆に女の子に戻るのか(笑
更なるニヤニヤを生み出す為にも頑張って欲しいですね。


しかし、朝生は男に戻った、って知らないから男の手を握ってドキドキしてやがるんだなあ・・・って思うとちょっとシュールですよね(笑
その前の藤原さんの満面の笑み(文字通り)もキュートでなんだか見てて元気になれるような極上の笑顔でした
まあ、それが瑞樹にとっては裏目に出てしまった訳ですが・・・笑
自分のエゴで劇を台無しにするよりも、
まずは成功させたい、
自分のエゴで邪魔したくはない。これはこれで、彼らしい選択だったなあ。とも思います
この作品はさり気に瑞樹を卑怯な子にしないように丁寧に丁寧に感情ラインを描いているのが好感持てますね
そんな瑞樹が劇で注目を浴びて紅潮して恥ずかしがってるカットは正に天使でしたね(笑
本当に男の子かよ・・・って思うほど後々とのギャップが凄くてぶっちゃけ襲いたいクオリティ
・・・なのはともかく、久々に瑞樹が男らしく振る舞う姿もそれはそれでとても良かったかと
女の子女の子してる瑞樹が“可愛い”“抱きしめたい”とかそういう良さを含んでいるならば、
イケメンイケメンしてる瑞樹は“美しい”“気高い”とかそういう良さがあるんじゃ、と。
上記の、彼なりの決意と覚悟を浮かべた表情なんかを見ると「むしろ王子様?」とか感じるんですが
そんな風にお姫様にも王子様にもなれちゃうところが瑞樹の良さなんでしょうねえ。とは読んでてつくづく思いました。
なんで、女子も是非・・・(笑
って散々力説して来てそんなオチかい!って自分でも思いますが、
それでも今週の、大好きな人を想って“男の顔”を見せた瑞樹は素直に格好良いなあ。とか思ってしまったのでした
結局のところ、「こういう表情も瑞樹らしくて魅力的だよ!」って事が一番言いたかった、伝えたかったのかもしれません。

猛もまた、あの劇の内容を観て何かを感じたのかな。
そして行方知れずのロキちゃんはどう動くか。
んで、やっぱりイデ子は井出先輩の妹だったんですね(笑
まあでもあの極上イケメンフェイスだったらイデ子じゃなくても惚れるわな。
それが許されちゃう瑞樹ってキャラの徳はやっぱり、深い。


あ、その内小説版の感想も書きますね。未だ抱き枕プレゼントの応募も受付中だと思います。
それとボクガール 7巻 感想もよろしくお願いします。
ちなみに先週またファンレター出しました。これからも頑張って応援応援!



敬え!!留年センパイ 8年目 センパイは休息が出来ない



正直な話、ここ数週はさくらちゃんがバカにされる話が多くて
「可愛い」よりも「可哀想」って気持ちが先立ってたんですけど、
そこから考えると今週の話は素直に面白かったし、「可愛い」が先立っていて良かったです
勿論「上手く行かない」のが前提の漫画なんですが、そればっかではなくたまには幸せそうなさくらちゃんも見たいよね。って事で。

あどけないツインテールの扉絵からして良かったんですが、
可愛い髪留めを付けてご機嫌な姿、ぬいぐるみとクレープを持つ姿などは
年相応の・・・いや、もう20歳近いから年相応かは分からないんですが(笑
とってもキュートで似合っていて、幸せそうな顔も見ていて素敵だと思えてとても良かったですね
そりゃ進藤もデレデレしちゃうわ、、、と思いつつ、必死に抵抗するさくらちゃんも面白かったです。
「食べ物でカワイイとかざけんなよ!!」っていうのは的を得ているような気もするけれど 笑

何よりも、デートを持ち掛けられて紅潮状態に陥るさくらセンパイがめっちゃ可愛かったですね!
すごくウブなのがよく伝わって来るというか、そうそう、欲しかったのはコレだよ!って素直に思いました
大人ぶってるけど、まだまだ恋愛に関してはお子ちゃまなのがとってもチャーミングですよね。
もっともっと、こういう反応を見てみたいなあ。と感じさせるような話数でありました。


あと、もしこれが本格連載になったら鬼ヶ島さんの可愛さ、恥ずかしいところを掘り下げるようなお話も読んでみたいなあ。
だって明らかに百合耐性相当強そうですからね(笑 センパイのぬいぐるみとか作ってそう。



もぐささん 第77話「校長室と百草さん」

コーヒー云々はあくまで「きっかけ」に過ぎないと思ってたので
ここで思いっ切りネタにしてくるとは思いませんでした(笑
豆を挽く小口が無駄に格好良かったり(しかも少年漫画の主人公みたいな格好良さ)したんですが、
そりゃドーナツと一緒に飲みたくなっちゃうよねえ・・・って事で必死に食い意地を誤魔化す彼女がとっても可愛かったです

そして、身を隠す為にソファーに全身を重ねてドヤ顔な百草さんもどんだけ根性据わってんだよ(笑 って感じで正直笑ってしまった
だってこれ普通に考えたら、校長室でずぼらな姿勢でドーナツ貪ってる厚顔無恥な生徒でしかないですからね。
めちゃくちゃバカらしい事を真面目にやる姿勢は今号でも貫かれててそれに感心しちゃいましたね。
一体青春時代を何に使ってるんだ(笑 と思いつつ、そんなクスッと来ちゃうシュールさこそ「もぐささん」の良さの一つなんでしょうねえ。なんて風にも。
百草さんは何気にスパイに向いてるかもしれないですね。食欲と格闘するスパイとか、斬新だ!(笑













◆銀河英雄伝説(新)/藤崎竜

藤崎竜は、原作モノだとヒットする~みたいに言われてて
まあ実際それは否定出来ないんですけど、個人的にはサイコプラスもサクラテツも好きだったなあ・・・なんて
それはそれとして、王道の仕上がりが存分に楽しめる新連載、絵のタッチも荒々しく生まれ変わっている気がするので
そこを含めて今後の展開を素直に楽しみにする事にします。こういう気高いイケメンを描かせると藤崎竜は上手いなあ。



◆干物妹!うまるちゃん

お兄ちゃんとの思い出の品に赤面するきりえちゃん、流石に可愛かった(笑
ある意味一番妹キャラとしてのポテンシャルに満ちているキャラだなあ。って思いました。
最後きりえちゃんがパズルみたいに崩れ落ちる演出なんかもいかにも漫画チックで上手いなあ、と。



◆グラビアトリ

うーん、正直グラビアをこんなに深く考えたことってなかったですね・・・
精々「揉みてーな。」とか「いいケツだな」って事くらい
もっと言えば、ただの“飾り”とか“オマケ”とか、それくらいの意識しかなかったような気がするなあ。
それが正しいか正しくないかはさておき、「こういう見方もあるよ」って提示する事は意味がある事だと思うし
それに共感出来るか出来ないかもさておき、一度向き合うのも悪い事じゃないかな。なんて風にも思いました。

ただ、一番グッと来たのは矢嶋さんとのラブコメちっくなラッキースケベのシーンでした(笑
生徒会長といい確かにハーレムっちゃあハーレム的状況なのかもね。
いつかラブコメ的な話数も読んでみたい。

でも、アトリってある意味悟りを開いている気もします・・・笑
俺はまだ未熟だから、あそこまでの感情移入は出来んね。
あと、「変なコトにつかうなよ」っていうセリフが面白かった。そりゃ、ねえ?



◆BUNGO-ブンゴ-

こういう風にちゃんと研究や自己分析に関して言及があるのはいいですな
いよいよ強豪との試合開始・・・!って事でどういう風に描かれるのか、
そしてチームとしてどうまとまっていくのか・・・に期待。


◆アセクサイクルシチカ(読切)/安藤優

率直に言って、面白かった(笑
こういうのはいかにも青年誌向けだと思うし、
逆に言えば今のヤンジャンにはこういうのも必要だよね。って思いました
ストーキング少年というギリギリの仕掛けと、汗っかき過ぎて逆にそれがエロティックな少女っていうのは
とても食い合わせがよくて終盤に進むにつれてページを捲るのが楽しくなって来る親和性があったと思います。
「僕は君の汗のにおいで勃起するぞ」からの、「びっ びしょびしょです・・・」っていうシチカの返しは正に完璧でしたね(笑
こういう官能的な物語も青年誌には必要だ。って事で安藤優さんの今後に期待です。

ついでに、単純に恋愛ものとしてもキュンキュン来る出来でそこも良かったと思います。
個人的には官能と胸キュンってセットで扱われて“当然”って思ってますから。
この一作だけでも作者の美意識が垣間見れて素敵でした。



◆極黒のブリュンヒルデ

うーん、こういう話すっごく好きだなあ・・・笑
アフロことアフロディーテちゃん、めちゃくちゃ可愛いじゃん!
村上のツッコミもいちいち面白いし、アフロちゃんのウブな反応もラブコメ的な旨味たっぷりで読んでてとにかく楽しい。

何よりも、最後のオチが最高(笑)。
村上には悪いけど、初見の時爆笑してしまいました。彼は何も悪くないのに・・・笑
いやあ、面白い展開になって来ましたね!(ゲス顔)



◆神様のハナリ

望ちゃん、秀才でおっぱいも大きけりゃモテそうなのにな・・・
反応もウブだし、こんな子と付き合ったら楽しいだろうに。
恋愛方面も描かれるのかが気になりますね。














今週は特に豊作で、どの漫画も面白いので是非是非
特にラブコメ展開の作品が多いのでラブコメ好きの方にも是非(笑
感想の文章量もいつもよりも多くなってしまって嬉しい悲鳴ってヤツなんですが、
やはり自分は(今の)ヤンジャンが大好きだし、凄く自分に合ってるんだなあ。とも思いました。
新人の良い具合の読切も載ってますのでそれ目当てでも読んでもらいたい号数ですね。

ちなみにヤンジャンは明らかに読んでる作品のが多い、
有り体な書き方をすれば読むものが多いので、
読むのに時間ははっきりいって結構掛ってます(笑
でもなんかそれも嬉しい悲鳴なのかな、ってふと、しみじみと感じますね。
フジリューの新作も始まって益々パワーアップ中のヤンジャン、勿論個人的には「ボクガール」特推しで(笑
これからも楽しみに読んで行こうと思います。KAITO先生とかミウラタダヒロ先生とか来ないかしら。


来週も新人の読切が載るそうで、楽しみです。
最近新人の読切少なかったからね。



0.8秒と衝撃。「透きとおるための青」w/THE NOVEMBERS@仙台MACANA 15.10.2

2015-10-08 | LIVE
                                     
遂にノベンバで初遠征・・・!









まあ・・・いつぞやの栃木ワンマンも中々遠かったんですけどね(笑
ただ、北関東系は一応関東っちゃあ関東なんで・・・せいぜい「プチ遠征」くらいかな、と。
と言う訳で行って来ました初仙台のライブハウス!
仙台自体は、経由した福島も含めて半年ぶり2回目なんですけど、
仙台のハコに来訪するのは初、って事でテンションが上がりました
こういう風に遠征する時って、自分も地元民の一部になったような変な感覚があるんでライブ好きには機会と余裕があれば是非、というところ

特に、この仙台MACANAってハコには思い入れがあったんで・・・
「初めて行くのに思い入れとは?」って読んでる方は思われるかもしれませんが、
個人的に大好きなアニメ「Wake Up,Girls!」って作品でこのライブハウスが出て来るんですよ
そんな場所で、自分が心から大好きだと思えるノーベンバーズがライブを演る、、、って事で取ったチケットです
どうしてもマカナでノーベンバーズが観たかったのです。。 したら、これが本当に素晴らしいライブで!

って、語ってますけど、これは決してノベンバのイベントではなく
あくまでハチゲキのイベント、
というかツアーの一環であった事を最初に記して置きます(全然最初じゃないけど、まあ仙台で!って書き出しから始めたかったんで申し訳)
だけど、そんなノベンバとマカナ目当てで行った自分のような人間でもハチゲキのライブも普通に楽しめました
ノベンバのライブでしっかり浸って、握り拳作って、ハチゲキのライブで得体の知れないパワーを全身に浴びて帰る・・・
そんなスカッとするような素晴らしい一夜だったように思います。その後仙台のネカフェでその日の更新をしたんですが、
その日の更新分は勿論ですが、この夜の突き抜けるような、正に“衝撃”をいち早く伝えたい気持ちでいっぱいでしたね。
本当に「行って良かった」、そう、お世辞じゃなく素直に思えるような・・・敢えてこの言葉を使いますが非常に“ロック的”な一夜だったと思いますね。


マカナは、仙台駅よりも広瀬通の駅から行く方がなんか近い気がして
そこで降りてコンビニの店員さん等に道を訊きながら割とサクッと辿り着きました
目印は、そのアニメで散々観てたので正直かなり分かりやすかったです
ちなみに行くとWUGの聖地巡礼マップが置いてあったり、
アニメと比較した画像が飾ってあったり、
思ってた以上にWUG関連のものがあって非常に嬉しかったですね(笑 ここでノベンバが演奏する事に有難味を感じつつ・・・
地下にあるライブハウスで、通路は狭いけれど、割かしきれいで、尚且つバーカウンターのところが広めで
思ってた以上にゆったりとくつろげる感じでとっても良かったですね
中の内装も勿論雰囲気あって素敵なんですが、
ステージが高くどこから観ても観やすい環境なのも中々良かったと思います
音響もエッジの効いた音が際立つサウンドデザインな印象で結構面白いライブハウスでした。
正直、初見でめちゃくちゃ気に入ってしまったのでまたここでいつかライブ観たいですね。
勿論、東北の他のハコにもいつか来訪してみたいな。なんて思いつつ。では以下。












THE NOVEMBERS

1.Misstopia
2.ブルックリン最終出口
3.新曲(好きなものだけを並べて~って歌詞)
4.エメラルド
5.primal
6.鉄の夢
7.Blood Music.1985
8.Xeno


当たり前だけど、ハチゲキのお客さんの方が多いらしく(MERZのトートバッグ持ったお客さんも数人確認)
ただでさえ静かなオーディエンスがこの日は限りなく無風状態から始まり、だけど段々温まって来たらノってるお客さんもいたりと、
割と彼らの楽曲観は受け入れられてるみたい?でした(一人一人にインタビューした訳じゃないんであくまで反応から見た想像、ですが)

一曲目が「Misstopia」!!って事で早速テンションが上がる
こういった誘われて来た形の地方公演もまるで自分達のイベントかのように練り込んだセトリでもって展開されていく構成にまず感動してました
その次に「ブルックリン最終出口」っていう曲順ももうツボ過ぎてひたすら気持ち良くゆらゆら揺れていましたね
最近の新譜のムードにも似合う曲で、より優しく、よりたおやかに鳴らされていてそれもまた個人的に良かったです
最後の「笑う」の部分では流石に感情移入しちゃって胸打たれてました。

その美しい流れで、新譜の曲が流れ込んでくるのだからもう堪らないですよね
まずは先々月のスタジオコーストからずっと演っている新曲を披露、
既に何回もライブで演奏されている曲だけにバンド演奏の馴染みっぷりも半端ではなく
よりスロウダンス出来るような、音世界でゆらゆら踊り続けられるような素晴らしい演奏に仕上がっていました
ケンゴマツモトの流麗なギターの音色も恍惚的でずっと聴いていたくなる中毒性がありましたね
ムーディなベースも美しく、今後ツアー等で間違いなく核になって行くであろう新曲で今後のツアーも益々楽しみになるような一曲だったと思います。
ずっと前から小林祐介が公言している“美しさ”にまみれている新曲だと深々と感じられる名演でした。本当に。


次の新曲「エメラルド」は、既にソロでも聴いていた曲でしたが
バンドセットでも物凄く牧歌的で、優しくて、心に沁み入るような楽曲に仕上がっててこれまた感動
「誰の為でもない笑顔が見たい」「子供のように~」っていう歌詞がとっても胸にジーンと来たんです
人はどうしても誰か、とか、誰かは、とか、余計に意識してしまうけれど
そうじゃなくて、本当は、誰の為でもなく、誰かの為なんかじゃなく
笑えるような、笑っていい、笑う生き物なんだ。っていう・・・
うーん、ちょっと気持ち泣けるような
思い出して泣きそうになるような
個人的には、俺的には、そういうアクトに感じられてかなり胸いっぱいでしたね。
なんだか辛気臭い雰囲気と空気ばっか(にも思える)の世の中ですが、本当はそうじゃないんだよ。って
そんな事をこの新曲から教えてもらったような気がしました。勿論これは自分が勝手に解釈しただけの話ですけど、それでも。
もっと素直に、もっと本音で、もっと勝手に、もっと自由に。

極上のツインギターがエッジの効いた音響で炸裂した「primal」、
そのあまりの格好良さに溜息をつきながら、
更にこのハコの音響には映えるんでないか、という「鉄の夢」
ステージ上に想いを叩きつけるような渾身の演奏に揺さぶられつつ、
光の点滅がずっと続くショッキングな演出もまた素晴らしく、この目に優しくない感じ、イイなあ(笑)と深く頷く

そして「Blood Music.1985」をこの日も鮮烈に響かす!もうイントロからして滾ってしまってたんですが
サビの大絶叫も相俟ってこの辺でノリ出すお客さんもチラホラと。ハチゲキファンの心もすっかり掴んでた(ように見えた)ノーベンバーズ、
最後は小林祐介のギターが完全に凶悪なノイズと化していた「Xeno」の凄まじい尖り具合をマカナに叩きつけて終了、
あのどう考えても耳にザクザク来まくりな爆音ギターは凄いな!と単純に感心しつつ(笑
正にエッジイな音が際立つここでは最良のラストだったんじゃないか、と個人的に
あの尖りまくったギターサウンド自体がある種のメッセージの様でもあり、
自分も曲げたくないものは絶対に曲げたくないな。と改めて感じたのでした。ありがとうございました。

余談ですが、終演後物販もそこそこ売れていて、そんな光景もなんだか嬉しかったです。
こういった地道な地方公演がしっかりと繋がって行くといいな。
11月からの新ツアーも楽しみにしてます!!



0.8秒と衝撃。

実は最初のアルバム一枚しか持ってなかったです(猫がジャケットのやつ)
ライブにも当然初参加なんですけど、予想通りハイテンションなライブで気持ち良かったですね
ぶっちゃけ最初はそんなにノってなかったんですけど、扇動だとかお客さんの気持ちをアゲる事が上手くて
最後の方には見事にハチゲキの色に染まり切ってしまった自分が居た事に驚きました(笑

そもそも、公式HPで今回の彼らの対バン面子を観てると明らかにノベンバだけ畑違いというか、浮いてるんですよね
他の面子はハチゲキにいかにも合いそうなラインナップなんですけど、それでもMCで「好きだから誘う」
「そしたら、いつも一番始めに返事をくれるんだぜ!!」「それが嬉しい!!」と。
決してジャンル云々では語れない相思相愛感を受け取れてそこがとても良かったと思います
小林祐介もMCで「格好良いと思う事の為に戦っている(バンド)」「争っているのではなく、戦っている」というしっかりとしたコメントを述べていましたし、
確かに同じジャンルで固まった方が観やすいでしょうけど、そうじゃない対バンもあるんだ、
相思相愛だから成立する「志を同じくした」同士の真っ当な対バンだってあるんだなあ・・・とこの日もしみじみ感じていました
3月のガリレオガリレイの企画に出た時も感じましたけど、単純なジャンル云々で繋がるんではなく、もっと根本的な、
それぞれがそれぞれに信じてやっている音楽、その志の高さで繋がるような対バンっていうか・・・。
それをここ、既に大好きな街である仙台で観れて本当に良かったと思う。
今はバンドとアイドルも対バンとかしてますけど、
そういう「志」「気高さ」で繋がる対バンももっと増えてもいいんじゃないか。ってこの日も改めて感じました。

にしても、一番初めに返事してくれる。っていうのは正直イイですよねえ(笑 なんかニヤニヤしちゃいましたね。
小林祐介は傍目から見ていると本当に真っ直ぐな人だ。そして、そんな嬉しさを素直に表現した塔山さんもまた素敵な人でした。


ハイライトは、塔山さん自らが集めた男子の上に乗っかって高らかに歌う場面ですね
実は俺も支えてたんですが、あそこは“訳分からんロックのパワー”を存分に感じてカタルシスが凄かったです
アンコールでの執拗な客いじりと「塔山抱いて~」ってコールを観客にさせたり(笑
更に人間ピラミッドを作らせて破壊、
その勢いのままモッシュ合戦~とやりたい放題で破天荒、
だけど、その訳分からん感じが最高に燃える!!パフォーマンスは正に最高以外の何ものでもなかったです
ちょっとDMBQのライブを思い出すような、はちゃめちゃっぷりが痛快で正に先述のようにこれ以上ないくらいにスカッとするライブでしたね。
なんか20年ぶりくらいに人間ピラミッドなんかやったんですけど・・・(笑
いやあ、本当訳わかんなくて最高だったと思います。
訳分からないのも間違いなくロックの魅力の一つ、ですからね。
アンコール前に、アコギを弾きながらしとやかに奏でた曲も新鮮で良かったな。と思いつつ
ライブ終了後の(自分も含めて)みんなの光るような笑顔が何よりもその鮮烈さと付随する充足感を物語っていました。
正直始まった時の印象と終わった時の印象の変遷っぷりが見事でした。ハチゲキッズになってしまったような夜でした。
ありがとうございました!!














自分的に(行く前から)思い入れたっぷりだったマカナで、
ここまで素敵なライブが観れた事がまず嬉しかったですし、
また一つ東北で大切な記憶が付随する場所が生まれて本当に良かったな。と思います
「仙台最高。」と言って去って行った塔山さんの発言を浴びて、なんだか自分も仙台市民の一員に一時でもなれたような(笑
そういう地元の空気に混ざれる感覚なんかも遠征ライブの素敵なところですね
また、仙台に帰って来たいと思いますし、ライブも観たいですね。
それと観客の皆さんも多少シャイさを感じさせつつも、最高の音には素直に身を任せてしまう「素直さ」なんかにシンパシーを感じれて素敵でした。
仙台MACANA、とてもエッジィな音が際立つ、尚且つはっきりとした思い入れも生まれましたので機会があったらまたここで好きなミュージシャンを観たいですね。
初の仙台ライブがこんなにも深い感動や衝撃を持ち帰る事が出来る感慨深いものになるとは、という感じですが
それもまた一つのミラクルだったのかもしれないですね。また一つ、大切にしたい夜が生まれました。
THE NOVEMBERS、0.8秒と衝撃。、それぞれのスタッフ、マカナの皆さん、
そしてこの日一緒に盛り上がったお客さん全てに感謝を。

ちなみに、THE NOVEMBERSは今週新譜発売して、先述のようにそれに伴うツアーが来月から始まります
そのツアーにもいくつかの会場で参加する予定です。なので、お好きな方は是非そこで一緒に楽しみましょう。
この夜もギラギラとした音も魅せつつ、慈しみやたおやかさも感じさせる音もたっぷりで非常に素晴らしかったです。
心洗われました。本当に遠征して良かったな、と思いますし、機会があれば色々なハコに行ってみたい!って気持ちも高まりましたね。
勿論、即完するような地方公演は控えたいとは思いますが(笑
これからも、色々と、楽しみ。




この間茨城でライブが観れたのも本当に良かったし、
この日仙台でライブが観れたのも本当に良かった。
そんな風に思います。
兎角胸いっぱいになるライブでした。