最近の集英社の漫画雑誌はあちこちに出張したり、或いは出張されたりしてますね
WJ→SQに番外編掲載
SQ→WJ、YJに出張掲載、
YJ→SQ、WJに出張掲載などなど
この交流の盛んな感じは相乗効果を狙ってのものなんでしょうか
ただ、今回のワンダーラビットガールは正直青年誌でもやりすぎなくらいだったので(笑
ある意味あんまり「出張感」はなかったですね でも、こういうのも楽しいです笑
その内WJの作品がYJに出張して来そうな勢いですな。
・・・いや、流石にそれはないか。青年誌に少年誌の作品を混ぜてもね。SQは半分青年誌のようなものだし(爆)。
にしても、続々と連載が終わっていってるのに新連載攻勢まだ来ず、ですね
2~3本は始まっても良いと思うんだけど、焦らしプレイですかね笑
その分良質な読切等が載るんで悪くは全然ないんですがね
まあそういう意味でもこの先のヤンジャンには注目です
去年はGW付近だったから、
今年もその辺で攻勢なのかな。何にせよ楽しみ。全体的に脂がのってますしね。ちなみに今週で天野家四つ子が最終回です。ちょっと寂しい。
☆
ボクガール #103 ボクのバレンタイン
ほんのり可愛い。
いや~、これがまた別のタイプのラブコメだったら舞さんにもワンチャンあっただろうに・・・
なんか、「厳しい委員長がふと見せた照れ顔」みたいな王道の良さが滲み出ていて不意にキュンとしちゃいましたね笑
実際はただの変態なんですが
それでも、あれはあれで(一応)人前で珍しく見せた舞さんの素敵な表情、、、という感じでやっぱり彼女もまた可愛い女の子でしたね
いや、本当にオーソドックスなラブコメだったなら彼女がメインヒロインだった可能性もあっただろうなあ
まあ性格が性格なんでそれもまたある種特異なものになってたんじゃないか、とは思いますけどね笑
でも、さりげなくも実にラブコメらしい良シーンだったかなあ、と個人的に感じました。
やっぱり瑞樹の天然ジゴロっぷりスゴイです(笑
ただ、瑞樹としては苦しい胸の内が続いていますね
扉絵の笑顔の水着カット(最高)はある意味本編が、瑞樹自身が切なさに溺れているからこそ
扉絵くらいは明るく素敵に・・・という意図のもとで制作されたように思えます(あくまで勝手な推測ですが)
「選ぶ」事によって生じる苦しみや寂しさに彼自身対応出来ずにいるような感覚があります
本当は、女の子してるのがきっと楽しかった
普段とは違う自分になれるのも楽しかった
何より、
(ある意味)無理せずに自分を出せるのが女の子でもあったんでしょうね
元々可愛いものが大好きな瑞樹の事ですから、やっぱりその辺に関しての葛藤もあったんでしょう
その意味では、ロキちゃんは無意識下或るいは確信的に瑞樹の願望を叶えていた、って事になりますが・・・
それに加えて、猛の事も未だに気にしていて、涙を流すくらいに強い未練があって、、、
それくらいに瑞樹は本気で猛の事を想っていた。。という事実にも
キュンキュンさせられてしまいますが(笑
やっぱり、
ロキちゃんのしたことは、決して迷惑なだけでもなかった
瑞樹は心の中では、ずっと女の子「にも」憧れてたんだろうな。。っていうのが
良く伝わって来るお話でもありました ファンシーなぬいぐるみを我慢する姿もめちゃくちゃ可愛かったですが・・・笑
でもやっぱり、迷ってばかりじゃいられない、揺れ動いてばかりじゃ進まない
例え苦しくても、切なくても、寂しくても、そこはきっと選ばなきゃ彼は前には進めない
本当の喜びは、苦しみを受け入れる事で生まれるものだと自分は思う
瑞樹も、瑞樹で成長したね
元々格好良かったけど、可愛かったけど笑
最大の悩みを、自分の力で解決しようと頑張れるようになったね
まだまだどう転ぶか予断を許さない状況ですけど、取り敢えず今週の話は深くこの胸に「傷」として刺さった気がします
なんか今週も泣きそうになってしまっているんですが・・・笑
二律背反の想い、
その間で苦しんでいる瑞樹
どっちも選べたならそんな幸福な事はなかった
でも、「大好きな」片方を諦めなければいけない
振り切らなきゃいけない
それを想うだけで・・・涙目になってしまいます
伊達や酔狂でなく、彼の女の子に対する気持ち、猛に対する気持ちもまた本物だった
だからこそ、そんな揺らぎを断ち切らなければならない苦くて寂しい感情、、、
それとは別に、ちゃんと藤原さんに告白出来るのかな?とかいう心配もしてしまうんですが(笑
気が付けば青春群像劇ライクな作風にもなって来た今作、藤原嬢の感情ラインを含めて今後もまた見逃せません
ただ、泣きそうになったのとは別に、
先述もしましたがファンシーなぬいぐるみを諦める時の瑞樹や
女の子の自分や猛を想って涙する瑞樹は
めちゃくちゃ可愛かったですね
なんだか、、、抱きしめて慰めてあげたい気持ち?
まあ俺じゃダメでしょうけど(笑
でも、これはこれで女の子女の子してるような切なカワイイ感じがあるなあ、というか
こういうの見ちゃうと猛ルートでも全然受け入れちゃうかもなあ、ってカンジです
それくらい可愛いもん・・・!と思いつつ、
今週も過度なくらいにドラマティックな流れでまたも涙線を揺さぶられたお話になってました
瑞樹・・・瑞樹、本当に美しいよ。それでいて、誰よりも格好良いよ。あんた男だよ・・・でも、可愛いよ(笑)
って、言いたいくらいに今週は彼の心情に感情移入してしまいました ま、主人公という事もありますけど
それとはまた別に葛藤の描き方が丁寧で、だからこそあんなにグッと来たんだろうなあ、、、とは。
紅潮藤原さん可愛い。
しかしイデ子のパートのギャグはキレッキレで面白かったですね(笑
今回しんみりモードだったので良い潤滑油になってたかと
それでいて、藤原さんとのイイ感じのシーンも入れて来るセンスもまた流石です
また藤原さんからチョコもらって、驚いてデレてる瑞樹も超可愛かったし。
その後の瑞樹から話を持ち掛けられてちょっとドキッとしている藤原嬢もまた可愛かった
まあ正直藤原さんを選んだら選んだで、超絶うらやまモードな訳ですけど
傍観側とは違って当人は複雑な感情もきっとあるんでしょうね
それくらい、いつも全力で生真面目に生きてる瑞樹が益々大好きになりました
また、女の子と絡んでてもカワイイ辺りも流石だしね笑>瑞樹
果たしてこのドタバタ劇の行く末はどこなのか、、、
今かなり良いトコなんで毎週読むのが楽しすぎますね(笑
藤原さんの瑞樹に対する想いの表面化と、
猛が今後取る行動も凄く楽しみです
主人公とは別に、
彼彼女らにもきっと期する想いがあるはず・・・だから。
最新刊の感想もよろしくです
告白の返事をすぐにしに行く主人公 ボクガール 9巻/杉戸アキラ
そして、猛ルートを望んでるボクガファンはバックナンバーを取り寄せてでもこれを読みましょう笑
ボクガール 袋とじ番外編~ボクとアイツの初えっち!?~ 感想ほか(ミラクルジャンプ 2016年3月号)
先ほど、藤原さんと猛の心情&行動に注目、と書きましたが
目下一番の注目ポイントは瑞樹が藤原さんに告白出来るのかどうか、でもあります笑
そして舞さんはどうなるんでしょうね。色々な意味合いでワクワクしてます。
☆
(読切)縹色の街/中野ユウスケ
海人(人魚)をテーマにした、
世間の失言云々も含めたちょっと生生しい感じの作品
まだ恋にも発展していないような、たどたどしい二人の距離感が心地良い
話としては全然決着がついてないまま終わってるけど、これはこれで趣があってイイと思う
何より素朴でありながら官能も表現出来る作画センスが素晴らしいですね
上手くいけば、初々しい恋愛を描きつつ、思春期の官能も表現出来るような作家になれるかもしれません
取り敢えず個人的に作中に流れるピリピリとしつつも、どこか優しいエッセンスが大変好みでした
これの続きでも続きじゃなくても、似たような方向性で次回作が読みたいな、と思いましたね。
あと、ミナベが凄く可愛かったです(重要)。
ちょっとオドオドしつつも、内心嬉しそうな表情の数々や
派手さは無いけど、その分現実にいそうな地味感が逆に堪らなかったり、
なんだかんだ主人公を求めている素直になり切れない性格にもまたキュンと来ました
ちょっとしたお色気シーンもありましたし、この子本当に好みだなあ、と笑
素朴だけど、確かな可愛さがある・・・という意味合いで正直「また見たい」ヒロインでもあります
二人が泳ぐシーンは正に青春そのもの、、、って感じで惹き込まれるような魅力がありましたね。
ミナベが本格的に人と恋に落ちる瞬間も見てみたいなあ・・・って思ってしまいました。
☆
潔癖男子!青山くん #49 力石さんは2人の天敵
面白い。
何が面白いって、力石さんのキャラと二人の避わし方が面白い(笑
っていうか、ここまで滑稽だと力石さんも「アリだな。」って思えてしまうのが怖い。
それはきっと、基本的にブスキャラだと思うけど、それでも漫画的なデフォルメブスに仕上げてるのが大きいんでしょうね
うざったいけど、どこか愛嬌がある感じ?(笑) まあ根っからの悪い子でもないんでしょうね。
「セーフじゃねー」
「パンツ見てんじゃねーぞ」
「ならよかった」
「私には成田がいるしね」
「成田に悪いから」
とか、ギャグもキレッキレだったと思います(笑
特に自意識過剰系のギャグの数々が個人的にツボでしたね
それは力石さんが本当に嫌なキャラではなく、愛嬌のあるブスキャラとして描いてるのがやっぱり功を奏したのかと
なんだかんだいって、ちょっと可愛い気もするし、、、笑
(この「気がする」ってのがまた絶妙なんだけど)
って事でまた一つ新鮮なキャラのアプローチを見せてもらった話数でした。
彼女の言葉遣いにもセンスを感じれたあたり、やっぱり初期よりも面白くなってる感が。
◆BUNGO-ブンゴ-
鬼気迫るくらいの野球狂、爆誕ですね・・・!
でも、やっぱりそうやって上に行くにはある種「楽しんでいる」陶酔っぷりがなければ行けないのかもしれません
なんだかんだいって「好きだからこそ」掴めるのもまた真実だよなあ・・・って思いました
そして、抑えれば抑えるほど、頑張れば頑張るほど野球そのものに愛されていくような感覚の表現もまた見事でした。
◆リクドウ
所沢さんは正にリクの父の様な人ですね・・・
なんだかんだ言いつつ、おじさんになっても見守ってそうな予感もします
そしてこの後は苗代ちゃんとの同棲展開が待っているのかな。
◆かぐや様は告らせたい
あれ?どんどんこの二人に親近感を覚えるようになっている・・・!?笑
なんか今週は二人とも「かわいそうな人」過ぎて素直に爆笑したりニヤニヤしてしまいましたね
やっぱり初回とかの印象だとお高くとまってる、みたいな印象もなくはなかったので
こうやってキャラを崩し始めたのは良い傾向だと思います
本当はエロに興味津々な会長は可愛かったし、
初体験の意味も分からないくらいウブなかぐやもまた可愛くて最高でした(笑
欠点が見えるからこそ、キャラがいとしく思える~っていうよくあるアドバイスは本物でしたね
会長もいちいち受け答えがセコくてそういう細かいネタもまた良かったかと。「今は」って確かに便利な言葉ですよね・・・笑
◆ウザ姉!!
ミラジャンとはまた違った、「おっぱい推し」でした・・・笑
こうして見るとお姉ちゃん結構オトナのオンナよね。
最近のミラジャンじゃ子供っぽい一面がずっとクローズアップされてた気がするので、
こういう話もまた新鮮ですなあ。特に友人にオンナとして見られてる辺りが(笑
◆天野家四つ子は血液型が全員違う。(終)
最終回でした。
前にも書きましたが、血液型推しを止めて
単純な四つ子姉妹ものにシフトチェンジしてからはかなり気に入っていて
シリアスな漫画の合間に読むのが毎週楽しみになってただけにこの結果は残念ですね
しかも、この最終回では微妙に血液型による偏見を否定してますしね(笑
でもやっぱ、キャラは皆可愛かったと思う
特にあさひの「寂しがり屋お姉ちゃんキャラ」は上手く掘り下げればもっと人気出たんじゃないかなあ・・・とか思うほど笑
表情や細かい仕草も良かったですし、正直こんなハイスピードで切られるほど悪くはなかったと思います(あくまで個人的にね)
もうあさひやゆうちゃんが見られないと思うと若干寂しいですが、
画力は高いしキャラメイキングも良いのでコンセプトさえ外さなければきっと人気取れる作家さんだと思う
次回作も期待しております。
後は、出来るだけ早く後釜的なポジションの新連載が欲しい・・・笑
あと今週のシンマン賞のページのふなつかずきさんの怒濤のマシンガントークが素晴らしかったです
そして、冒頭にも書きましたがまだ始まらぬ新連載・・・!?だったのも気になりますね(笑
ま、これも冒頭に書きましたがGW付近にヒット作家の復帰等が控えてるんでしょうか
その辺とシンマンGPの結果発表に大いに注目しています
来週もSQからの出張アリ、って事で賑やかな号になりそう
今週は出張アンド出張、新人のイイ感じの読切と全体的に読み応えたっぷりで大満足でしたね。やっぱヤンジャンは面白い!