先日まではラックの高さ調整の関係で並べていたレイアウトでした。
ようやく収まる配置を考えてこの様な配置になりました。プリアンプの重量は5Kg程、パワーアンプも10Kg程ですので非常にコンパクトで軽いアンプになりました。今までの重いアンプはなんだったのか?と思うようになりました。
実はレイアウト変更と同時にプリアンプの修理もやっていました。XLR入力のRchのみ音量が小さいと云うトラブルが有りまして、その接続の半田付けを2回ほどやり直していました。きちんと中央に定位してくれないと落ち着きません。半田付けする接点が小さいのに「極太」の3本撚り銀線を半田付けする訳で、ちょっとでもセンターがずれますと伝送量が変わります。シビアな半田付けが要求されます。
おかげでようやく安心して使えるようになり、そのサウンドを楽しんでいます。古い時代のWEの球ですので、最新のTr型アンプの様に高域は伸びていないと思います。SN比も同様だと思いますが、聴感上のノイズは有りません。オリンパスシステムの様な「うねるような」サウンドが出ています。
エバンスのピアノトリオを聴いていますが「生々しい」感じが有ります。生より聴きやすい生々しさと言うべきでしょう。シンバルにはいやらしさが有りませんし、ピアノの音にはつやが乗っているし、ベースの爪弾きは目前で演奏しているような感じです。
とにかく分厚いサウンドです。これは「シリウスSP」ケーブルに追う処が大きいようです。昼間612Aシステムでも感じました。造形がガッシリしています。それに加えて310Aの癖のないウォームさや101Dの球の音色が乗って非常に心地良いです。こんな音は今まで聴いた事が有りません。
We101Dppアンプはまだ活眼するまで使ってはいないので、これからまだ徐々に良くなって言ってくれると期待しています。とにかくご機嫌なサウンドになりました。