Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

自宅システムへ再びC40

2011年08月13日 | ピュアオーディオ

マッキンC40を自宅に持って行った件は昨日のブログに書きました。その後篇です。

C401

セッティングは上の写真の様にしています。昨日からの変更点は、C40から3B252Bアンプへの接続をスターシリーズからゴールドスターシリーズのRCA(ケンタウルス)に交換した事です。これで音数やエネルギー感が充足しました。

C401_2

まだ交換したばかりで30分ほどしか聴いていませんが、うるおいの有るサウンドで聴き疲れしないサウンドです。ヌケ・キレ・ノビを追求したサウンドでは有りませんが、「ほどほど(中庸)」の質感で不足感は有りません。(もっとキレのある音やヌケの良い音を知っていますが・・・)

C401_3

今回はSuperTrail仕様の管球アンプの使い方(接続端子)を間違っていた事に気付いた事が大きな収穫です。改めてC40を聴いて見ますと「音楽」を楽しく聴かせてくれます。

C40とC-290を比較しますと音のキレ・ヌケ・ノビと云った「オーディオ的な指標」ではC-290の方が数段上と思いますが、暖かい音色で音楽的に音を聴かせるのはC40の優れた所だと思います。この辺の違いはアンプ背面のRCAソケットの質の問題だと思っています。希望として、マッキンのRCAソケットはもっと質の良いものにしていただければもっと良い音が出ると思っています。直出し電源ケーブルは既にインレット化しています。C42以降ではインレット化は出来ています。古い機種ですので仕方の無い事ですね。


管球パワーアンプの入力

2011年08月13日 | ピュアオーディオ

管球パワーアンプでXLRのバランス伝送を使う為にインプットトランスを使って回路を作りますが、使う入力トランスで相当に音質が変わります。昨日、CX-1とGE6550ppアンプの組み合わせでRCA接続しか出来ないので、やむなく繋いでみましたがこれが結構良いのです。

入力トランスで音質が随分と変わる事は以前から承知していました。出来るだけサイズの大きい物の方がスケール感がでかくて音数も多くなる傾向だと掴んでいます。

しかし、本質的に考えれば入力トランスは「余分なモノ」です。プリがバランス出力になっているので、無理してXLRケーブルが使える様に合わせているだけです。

昨日自宅に持ち帰ったマッキンのC40をバランス接続するとどうしても「音ののびやかさ」が有りません。「ふん詰まった」印象です。周波数特性的にも「狭く」感じました。このままでは使う気にならないので、試しに手持ちのRCAケーブルでプリ~パワーアンプ間を繋いで音出しをしましたら、モノの見事に「のびやかさ」と「周波数レンジの広さ」、「音数の多さ」を実感しました。今回の不具合は管球パワーアンプの入力トランスに原因が有りました。C40が悪い訳ではなかったと思います。ただマッキンのアンプはRCA接続が本命で、XLR端子は「おまけ」で考えられて、RCAから渡り配線でXLR端子に来ている場合が有ります。

そんな訳でC40と3B252BアンプをRCA接続にしますと非常に良い結果となりました。現在取りあえずの配線(スターシリーズ)ですので正式な配線(ゴールドスター)に今夜変更してサウンドを確認します。