8月7日にプリアンプ・パワーアンプを現在の管球式にしました。色々なCDを聴いてそのサウンドを確認しています。
弦楽器の再生は艶が有ってうるおいが有り、シルキーで質感は非常に気に入っていますが、再生が苦手なCDも有る様です。しっかり確認してから対策を講じたいと思っています。
メッシュを使った真空管は独得の柔らかいサウンドを出して来るようで、ムラードのEF86でもWE310Aでもそれを感じます。中音が前に出すぎるSPやCDにはこの柔らかさが良い方向に向く様ですが、今まで面位置の出方をしていたCDではやや奥まった演奏になり違和感を覚える事も有ります。どんなCDが苦手なのかまだまだ色々と聴いて確かめる必要が有ります。
例えば秋元順子の「Second Story」では、1曲目のヴァイオリンの前奏のシルキーで艶やかな事。ボーカルもうるおいに富んだ表現で非常に心地良く鳴っています。
クルーニーの「SingsBallads」では彼女自体が奥まって聴こえて、今まで聴こえていた音像の出方と随分違っています。こちらでは物足りなさを覚えてしまいます。ヴォリューム位置の確認も必要です。