Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

音質アップのための行動

2011年08月09日 | ピュアオーディオ

この7年間「音質アップ」の為に色々な事をして来ました。

その方法として、
1)機器のグレードアップ
2)ケーブル材のグレードアップ
3)その他機材の追加及びグレードアップ
4)SPスタンドの活用

であったと思います。

テーマは「伝送ロスの低減」と「音変換ロスの低減」の二つになります。

「伝送ロスの低減」は突き詰める処、銅線から「銀線」への移行で有ったと思います。銅線から銀線へ、そうなると次は金線になるのは見えています。材質的には単純に考える事が出来ますが、「音質」を伴うとそう簡単では有りません。例えば銀線ならどんな銀線でも良いかと云うとそうでは有りません。1本1本の銀線でも音質に雲泥の差が有ります。金線には金線の問題点も多々あります。そう簡単にはまだ手を出せません。

マルチアンプ方式とネットワーク方式の音質の違いとどちらが優位か?の問題も、結局組み合わせる機器やケーブルで音質が変わります。

「音変換ロスの低減」はそれこそSPから出てくる音そのものに有ります。1種類1個のユニットから全ての音が出てくる訳では有りません。3ウェイで3個のマルチユニットのサウンドでは「出ない音」が有ります。大概の方はその事にさえ気付いていないのが現状です。

コーン型でないと出ない音も有りますが、出せない音も有ります。コンプレッションドライバー、ドーム型、リボン型等・・・どんなユニットにも当てはまります。

最も感じたのがシステムとしての「総合力」が「音質を決める」と云う事です。CDP・プリ・パワーアンプ・SP等の機器をどんなに良くしても、ケーブル材のグレードが低ければそのグレードの音しか出ないと云う事。ケーブルでシステムの音質の50%以上は決まります。致命的なのはメーカー製の「アンプ内配線」や「SP箱内配線」のグレードが意外と低い事です。この部分が改善されない限りそこで「ふん詰まり」してしまいます。そうなると最後は「ユーザーの情熱」しか有りません。どんな形の情熱になるかはユーザー様次第。