Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

WADIA #6 と#21 の内部比較

2011年08月21日 | ピュアオーディオ

今日はWadia#6とWadia#21の内部を偶然初めて開けて見ましたので比較が出来ました。

VRDSメカを比較して見ます。

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上の写真は#6のモノです。

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Wadia#21のメカが上の写真になります。写真の見た目では良く判りませんが、実際に見て見ますと随分とコストダウンされています。#6のメカを見てから#21のメカを見ると「おもちゃ」の様に見えます。

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Wadia#6の正面向かって左側に有る「電装部品」のボードです。

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同じくこちらがWadia#21の電装ボード。似たような構成ですが、部品点数が随分と減っています。どちらが良いとは言えないけれど「作り」から判断しても#6の方が良い様に思います。

VRDSメカは後発のメカなので上蓋が加わって、上下から挟みこむ様な仕様になっていますが、複雑になっている分、安定性が犠牲になっている様に感じます。トレーのトラブルが多いと感じます。トレーのトラブルはスチューダーでは経験した事が有りません。


WADIA#6 の内部を初めて見る

2011年08月21日 | ピュアオーディオ

昨日の夕方、急遽お見えになられたお客様に各システムのサウンドを聴いていただいていました。順にRCA箱システムを聴いてもらおうとして、CD-Rを挿入した処「動作不良」のトラブルでうんともすんとも動きません。(トレーがまったく反応しない) おかげでRCA箱システムのみ聴いていただけませんでした。

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Wadia#6は2セット所有していますが、ピックアップの清掃をしたいとは思っていましたが、本体上面に「ボルト・ビス」の類はまったく有りません。構造が良く判らないので触れませんでした。その為このCDPの内部を見た事が有りませんでした。

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上の写真が本体を裏側から見た写真です。ボルトやビスが沢山有ります。間違った所を外してしまいますと復元が難しくなります。以前工場の現場で保全をしていましたので、「からくり」を推定して見ました。その推定にしたがってボルトを外して見ました。関係の無いボルトを外さない様にしないとピックアップ本体の位置がずれてしまいます。

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ほぼ理想に近い形で蓋を開ける事に成功しました。経験してしまうと簡単な事でした。CDを喰い込んだままになっていましたので、CD-Rの位置を見ますと奥側に少しはみ出ていました。CD-Rをセットする時に正しくセットしていなかった様です。指で正しい位置に戻してやりますと、トレーが正常に動き出しました。ついでにピックアップの清掃も実施しました。かすかに汚れが付いていた様で綿棒の先が汚れました。

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このWadia#6は裏面からボルト留めされていますが、外すボルトは4mmの六角レンチ1本で出来ます。脚部を含む4mmの六角レンチが入るボルト(長ボルト)を外しますと、反対側の天板パネル(本来の上面)が外れます。

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本来の正面置きにひっくり返して天板を取ると上の写真になります。

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上の写真はピックアップ部です。グリーンの基板の向こう側に小さな赤い光が見える部分がピックアップ本体です。

ようやくWadia#6の内部を見る事が出来ましたので、これから先、手を入れる事も可能になって来ました。ブラックボックス化していただけに一安心です。ピックアップを清掃した性か反応が良くなった様に感じます。