Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

プリアンプで音場が変わった。

2011年08月11日 | ピュアオーディオ

今週から自宅で使い出したWE310Aラインプリ。アキュフェーズC-290からの入れ替えになりますが、「音場」がまったく変わってしまった。TR型のプリアンプからすれば戸惑いを感じてしまう。どちらが良いとはまだ言い切れないが「どちらが自然なんだろうか?」と考え方を原点に戻した。

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音の線の太さはWE310Aラインプリの方が圧倒的に太い。C-290のサウンドは線が細すぎると思えるほど。その上「音数」(情報量)も期待に反して圧倒的にWE310Aラインプリの方が多い。今まで聴こえなかった音(情報)が沢山聴こえる。余韻の多さが際立つ。多分「圧力」が弱いのだろう。音が前に出難い傾向にあるが横や奥行き方向には良く拡がっている。これはこれで一つの世界を作ってくれる。

パワーアンプにも言える事ですが、「パルシブ」な音(アタック感)の立ち上がり感は圧倒的にC-290(TR型)の方が良いと思えるが、他の部分ではWE310Aプリ(真空管式)の方が良いと感じます。一昔前のサウンドかもしれない。一長一短と思います。この辺の音の姿が違いすぎるので好みが分かれるところだと思う。

WE310Aラインプリを使うと弦楽器やヴォーカル、ピアノの音が非常に素晴らしく聴こえます。ピアノのアタック感はやや弱い傾向にあるが、まったく不足と云う所までは云っていない。CDの録音やミキシングの仕方で良く鳴るものとやや不出来なサウンドが分かれる。自分の好みとしては受け入れ可能な範囲と思える。

C-290をはじめとするTR型のプリアンプにも良い所は有る訳で、どちらが良いかはまだ判断が付かない。自分はどちらが好みなのだろう?当分WE310Aプリを使い続けて確認をして見たい。