ちぢみほうれん草は別名「寒じめほうれん草」とも呼ばれます。一般的なほうれん草に比べ、厚みのあるちぢれた葉と太い茎が特徴です。通常、冬に野菜を栽培する際はハウス栽培が主流ですが、あえて露地栽培で育て、冬の寒気にさらすことで一般的なほうれん草よりも甘みが増します。
ほうれん草は鉄分やビタミンC、カルシウムなどを多く含む、栄養価の高い野菜です。中でもちぢみほうれん草は寒気にさらすことで自らの身を守るため、栄養をぎゅっと蓄えます。一般的なほうれん草よりも、甘みやビタミンCは1.5〜2倍になるとされています。
ちぢみほうれん草は、湿らせた新聞紙に包んでから袋に入れて保存します。野菜室で立てた状態にしておくと、長持ちしますよ。すぐに食べない場合は下ゆでして冷凍保存しておきましょう。
また、ちぢみほうれん草はシュウ酸を含むので、下ゆでしてから調理するのが基本です。熱湯で1〜2分ゆでたら冷水にとり冷やします。水気をよく絞ってください。