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日本栗のカロリーは、100gあたり164kcalです。主な栄養成分は炭水化物が36.9g、カリウムが420mg、ビタミンB1が0.21mg、ビタミンCが33mg、葉酸が74μgです。
炭水化物は主に米やパンに多く含まれる栄養素で、栗にも多く含まれています。炭水化物は糖質と食物繊維に分けられるため、栗100g中の炭水化物36.9gのうち、糖質32.7g、食物繊維4.2gです。糖質は脳の重要なエネルギー源となるだけでなく、いちばん効率よく体を動かすエネルギーに変わり、体温を維持したり、生きるうえで欠かせない栄養素です。不足すると、エネルギーがたりなくなって疲れやすくなったり、判断力や集中力が低下しやすくなります。
カリウムは、野菜や果物に広く含まれる栄養素です。細胞内の水分バランスを維持するのに必要で、塩分濃度を調節して、心臓や筋肉の働きをよい状態に維持する効果があると言われています。塩分をとりすぎたときにも、カリウムが体内のバランスを維持するので、むくみを予防できたり、血圧を下げてくれたりすると言われています。
ビタミンB1は、豚肉、ごまを含むナッツ類などに多く含まれており、糖質の代謝に欠かせない栄養素です。不足すると、糖質がエネルギーに変換されず、疲れやだるさの原因となることもあります。栗には糖質とビタミンB1の両方が含まれているため、効率よく糖質からエネルギーをつくり出すことができます。
ビタミンCは野菜や果物に多く含まれており、抗酸化作用やコラーゲンの生成、鉄の吸収を助けてくれる効果があると言われています。一般にビタミンCは熱に弱いとされていますが、栗のビタミンCは、でんぷんを含むため安定しており、加熱しても失われにくいと言われています。
葉酸は、レバー、緑黄色野菜、のりなどの食品に多く含まれています。あまり知られていないようですが、栗にも100gあたり74μgの葉酸が含まれています。成人1日の推奨量が240μgなので、栗100gで1日の約1/3は摂取できると考えられます。葉酸には造血作用や、胎児の正常な発育に関わることから、妊娠を望む女性だけでなく、妊婦さんや授乳中の人も必要量が増えるため、積極的な摂取が必要であると言われています。