長ネギは、中国西部原産の東洋野菜で、2000年以上も前から漢民族によって栽培されていて、古くは「キ」と呼ばれていましたが、やがて「ネギ」となりました。
その種類は、豊富で日本全国各地で長ネギの仲間が栽培されています。
面白いのは、関東では根深といって白い根元部分を好むのに対して、関西では葉ネギといって、緑色の柔らかい葉の多い品種を好んで食べます。根深は、栽培のとき根元部分に土盛りをして、日光に当たらない部分を多くして栽培したものです。
長ネギは、もっぱら料理の脇役として使われますが、和洋中華とそれぞれに利用できる万能選手です。日本料理では、鍋物、ねぎま、あえ物、汁の実、すき焼き、かも鍋、そばや冷むぎの薬味などに活躍しますし、中華なら、炒め物や煮こみに、またスープやサラダの具として西洋料理にも使えます