さつまいもの美味しい食べ方は何といっても「焼いも」でしょう。
この焼いも、調理法に美味しさと栄養の秘密があります。まず長時間の加熱調理によって、さつまいもに含まれる消化酵素アミラーゼがでんぷんを分解し、多くの糖分が生成されて甘みが増すのです。このため電子レンジで加熱したものよりも焼いものほうが美味しく感じるのです。また、さつまいもに多く含まれているビタミンCは加熱調理に不安定なビタミンですが、焼いものように丸ごと調理をすると空気に直接触れないため、約70~80%も保持されることになるのです。
ビタミンCは、シミ・そばかすの原因であるメラニン色素の沈着を防ぎ、ピチピチ肌のもとであるコラーゲンを合成する働きがあり、さつまいもに多く含まれています。また、さつまいもの切り口から出てくる乳白色の液体はヤラピンと呼ばれ、便秘予防に効果があるとされています。さらに食物繊維のセルロースも多く含まれているためこちらも便秘予防や改善、しいては大腸ガン予防にも効果があります。このようにさつまいもは女性にとってぜひ食べておきたい旬食材なのです。