豚はとっても幸福なシンボル。きれい好きな性質と子をたくさん産むことから「多産・家庭の幸せの象徴」とされたり、美味しいお肉にもなることからヨーロッパやアメリカでは「富を産む象徴」とされています。また、中国や韓国、チリでも縁起物とされるなど、東西を問わず幸せを呼ぶ生き物とされています。
さて、その豚肉には良質な栄養素であるタンパク質が多く含まれます。タンパク質はカラダのあらゆる組織を作る栄養素で、筋肉や臓器、皮膚、髪、爪などを形成します。豚肉は、どの部位(脂身を除く)にも同程度のタンパク質を含んでいますが、やや赤身に多いのが特徴的です。
また、豚肉にはビタミンB1が豊富に含まれています。ビタミンB1は炭水化物をエネルギーに変える栄養素で、疲労や倦怠感を緩和させる効能があります。
豚肉でおすすめの部位は、ヒレやもも肉です。ヒレやももは脂身が少なく、低カロリー高タンパクなのが特徴です。また豚肉には、うまみ成分であるイノシン酸が含まれています。ヒレやももには血液中のコレステロールを増やす飽和脂肪酸が少ないため、ダイエット中の方やコレステロール値が気になる方にもおすすめです。