とうもろこしの主成分はでんぷんで、たんぱく質、脂質、糖質をバランスよく含有しています。黄色い部分に含まれる色素成分は、ゼアキサンチンと呼ばれる成分で、活性酸素の除去に役立ち、肝臓の発がん防止効果があるとされています。
とうもろこしには、いも類よりも多い食物繊維が含まれていて、脂質の吸収を抑えて、便秘の予防・改善、大腸がんの予防、コレステロール値の吸収抑制に効果があります。ほかにも、疲労回復にも効果があるビタミンB群や、塩分を体外に排出して血圧の上昇を抑えるカリウム、老化防止に役立つビタミンEの供給源としても期待できる食品です。
とうもろこしの中でも日本で栽培されているほとんどは、スウィートコーンと呼ばれる品種で、実の根元の胚芽部分にリノール酸が豊富に含まれ、血圧を下げたりコレステロール値を下げたりする作用があります。黄色い品種のとうもろこしにはβ-カロテンも含まれています。
とうもろこしは、収穫後、時間とともに急速に栄養も味も落ちていき、1日置いたら栄養価は半減するとも言われるので、買ってきたらその日のうちに食べるのが絶対条件! その日に食べられないなら、買ってきたらすぐにゆでてラップで包み、冷蔵または冷凍保存してください。
また、普通食べている黄色い部分はとうもろこし種実ですが、実は、とうもろこしはそれ以外のすべての部分に薬効が認められています。その中でも、ひげの部分は漢方でも利用され、高血糖作用、降血脂作用、降圧作用などがあるとして、糖尿病、高脂血症、高血圧などの薬として用いられています。
恒例行事となりましたアマチュア劇団「ろしなんて」の安中公演が8月24日(土)に安中市文化センターホールにて行われます。今年は飯島 早苗/鈴木 裕美 作、 茂木哲 演出「蠅取り紙 ~山田家の5人兄妹~」を公演することになりました。
当直売所ではこのチケットを取り扱いっております。安中公演と高崎公演共通です。
大人:1,000円、中高生:800円です(小学生以下無料)。レジにてお申し付けください。
詳細はチラシ(PDFファイル)をご覧ください。⇒「2013.pdf」をダウンロード
ネクタリンはモモの仲間で、油桃(ゆとう)とも呼ばれています。モモと違うのは表面に毛がなく、つるつるしていること。果肉の色は黄色または赤です。種が取れやすいので食べやすいのも特長。味はモモより酸味が強く、そのまま食べるほかジャムやゼリー、小さく切ってフルーツポンチにするなど、応用範囲の広いフルーツとして人気があります。
ネクタリンの名前の語源はギリシャ神話です。 青春と美の女神「ヘベ」は、オリンポス山の神殿で行われる神々の宴で、皆に酒をお酌するのが役目でした。彼女がふるまうお酒はたいそう甘くおいしく、しかも飲むと不老不死になるということで、神々たちは「へべれけ」になるまで飲んだそうです。このお酒こそが、霊酒「ネクタル」です。
果実のネクタリン、清涼飲料水のネクターは、このギリシャ神話を元に名付けられたもので、美酒「ネクタル」のようにおいしいという意味合いがあるのです。 余談ですが、「へべれけ」という言葉は、「Hebe erryeke(ヘベ・エリュエケ=女神ヘベのお酌)」というギリシャ語から作られた日本語だそうです。
ネクタリンの栄養成分は桃とほぼ同じ。ただし、ビタミンA効力のあるカロテンの含有量が非常に多いのが特徴です。桃が100g中に5μgに対し、ネクタリンは240μgと、桃よりもはるかに優れています。
ネクタリンはあまり日持ちのしない果実です。日光や風に当たると鮮度やツヤがなくなるので早めに食べるのが良いでしょう。冷蔵庫で保存すると5日間ぐらい持ちます。ただし、冷やし過ぎると甘味が落ちたり、低温障害を起こす場合があるので注意しましょう。
また、買った時点でまだ果肉が硬い場合は、やわらかく完熟するまで常温で放置してください。果実全体が真っ赤になると食べごろで味も濃厚となり、食べる直前1~2時間前だけ冷蔵庫に入れればひんやりと最高においしいネクタリンを楽しめます。
シソは古くから食用または漢方薬として用いられ、シソには血液や血管の健康に役立つ効能があるのです。これは、シソに含まれるポリフェノールにLDL(悪玉コレステロール)の酸化を抑制する効能があり、動脈硬化を予防してくれるためです。シソの中でも特に赤シソにLDLの酸化を抑制する効能があります。よって、赤シソは動脈硬化の予防により効果的なのです。青シソに含まれるポリフェノールにも活性酸素を抑制する効能がありますが、赤シソにはポリフェノールの他にアントシアニンも含まれているためより効果が得られます。また、赤シソに含まれ抗酸化力の強いアントシアニンは、体内への吸収率も非常に高いことが分かっています。
そして、赤シソとゴマを組み合わせると、赤シソに含まれるアントシアニンの吸収をさらに高めることができます。これはゴマに含まれるフィチン酸に、アントシアニンの吸収を高める効能があるためです。
さらに、赤シソとゴマに寒天を加えるとLDL(悪玉コレステロール)の参加を抑制して、動脈硬化予防効果を高めることができます。
赤シソのアントシアニンはデリケートで胃酸などにより潰されてしまいますが、寒天の水溶性食物繊維がアントシアニンをコートして守ってくれ、小腸までしっかり届けられるためです。赤シソ、ゴマ、寒天を組み合わせたお勧めレシピは、赤シソゴマ寒天で、作り方は以下の通りです。
<材料(4人分)>
赤シソの葉 20枚、水 1と1/2カップ、砂糖大さじ4杯、すりゴマ 大さじ3、粉寒天 2~3g
<作り方>
1.赤シソをせん切りにして水1カップで煮出し、こして砂糖を加える。
2.水1/2カップに粉寒天を加えて火にかける。
3.沸いたら1~2分程度、弱火で煮溶かす。
4.赤シソの煮汁を加えて、すりゴマを入れて器に移して冷ます。
ゴーヤ(苦瓜/にがうり)が含んでいるビタミンCの量は76mgと非常に多く、キュウリの14mgやトマトの15mgに対して5倍以上も含まれています。ビタミンCを多く含むといわれるキウイでさえ69mgですから、ゴーヤに含まれる量が如何に多いかが分かりますね。また、通常加熱すると壊れやすいのですが、炒めても壊れにくいようです。
ゴーヤの苦味成分は「モモルデシン」という成分で、これがとても身体に良いようです。まずは、胃腸の粘膜を保護したり食欲を増進する効果があるそうです。また、神経に働きかけて、気持ちをシャキッとさせる効果もあると言われています。まさに暑さでだれてしまいがちな時にもってこいの野菜ですね。
ゴーヤの苦味が苦手な方は薄く切って水にさらすなどすると苦味が少なくなります。塩もみするとかえって苦味が増すことがあります。また、ゴーヤーに含まれるβカロテンは油でいためると吸収率が格段にアップします(ビタミンAは脂溶性ビタミンのため)ですから、沖縄の伝統料理ゴーヤチャンプルーなどは非常に栄養吸収の面でも優れた料理といえるでしょう。