笠松競馬場の1800メートルのスタート地点です。天気は晴れ、馬場状態は良。但し、ゲートはありません。
今日、ここを走るのは馬ではなく人です。今日は笠松町新春ファミリーマラソンが行われました。笠松町新春ファミリーマラソンは毎年1月に行われ(来年の日程は笠松町に確認して下さい)、笠松競馬場のコースを走る事で知られています。
笠松町新春ファミリーマラソンは笠松町民でなくても出走できます(僕は笠松町民ではありません)。事前に参加申し込みをした方がベターですが、当日飛び入り参加も可能です。マラソン当日、笠松競馬場内にある受付で参加料100円を支払えば出走する事ができます。
笠松競馬場も全国の地方競馬場と同じく、存廃の議論が出ているため、なくなる可能性もあるので、あるうちに走っておこうという事で、今回始めて参加した(競馬を趣味の一つにする筆者としては、黒字を継続して、存続していただく事がベターであるのはいうまでも無い)。
笠松町新春ファミリーマラソンは、1周1100メートルの笠松競馬場のコースを使って行われる。①小学4年生以下・⑥体験ジョギング(1100メートル)、②小学5年生・③小学6年生(1400メートル)、④中学生・⑤一般(1800メートル)の各距離・カテゴリーで行われ、①~⑤の男女上位3名ずつにそれぞれ商品が出る。僕は30台半ばなので、⑤一般もしくは⑥体験ジョギングのどちらかにしか出走できないが、一応普段ランニングをしているので、⑤一般の1800メートルに参加した。小学生と体験ランニングの参加者が多かった。
受付は朝9時30分少し前から始まり、開会式が10時から行われた。開会式後、①小学4年生+⑥体験ジョギングの方々がスタートし、次いで②小学5年生、その後③小学6年生がスタートした。
写真は、笠松競馬場のパドックで待機中の写真。内馬場にあるパドックから小学4年生がゴールへ向かって走っている所を撮影。マラソンとは関係ないが笠松競馬場のパドックは全国の競馬場で唯一、馬場の内側にある(そのため、馬は見にくい)。
コースの内側を通って、スタート地点へ向かう。一般の部は1800メートルで行われるため、向正面にあるゴールから700メートルの地点からスタートする。
中学生と一般の部の参加者は合わせて50人位で、同時刻にスタートする。普段走らないダートコースを走るので、僕の目標タイムは10分。
10時40分過ぎ、中学生・一般の部の選手が一斉にスタート。さすがに早い人ばかりで、スタートして300メートルすると先頭は僕の視界からは消える。僕もいつもより速いペースで走っているが、砂に足をとられなかなか前に進まない。4コーナー付近の内側は沢山の人が走ったせいか、馬場が踏み固められており、多少走りやすい。1周目の直線は、馬場の真ん中より外を走らされる。馬場の内も外も砂のため走りにくいのには、変わらなかった。
前半の900メートルを通過した時点で、5分ちょうどのペース。いつものランニング(キロ5分10秒前後のペース)に比べ息苦しいにもかかわらず、足が進まない。ようやく向正面に入り、残り800メートルになった。笠松競馬場の向正面はアップダウンがあり、走っていても勾配がわかる(但し、びっくりするほどの上り下りではない)。向正面は息が苦しいながらも通過し、3・4コーナーを回り最後の直線に入った。
直線に入ってペースを上げようとしたが砂に足をとられるため、なかなかペースが上がらず、結局直線の200メートルもペース自体は変わらずゴールした。ゴール地点で時計を見た所、目標の10分よりも少し良い9分58秒でゴールした(但し、主催者が記録を測っている訳ではない。わかるのは順位のみ)。先頭が何分でゴールしたかはわからないが、最後方の中学生は18分位で1800メートルを走りきった。
笠松競馬場のダートコースは、走りやすい芝コースに比べると、競走馬でも10%位タイムが掛かるので、9分58秒のタイムは個人的には合格点だが、コースを実際に走ってみると意外にきつかった。2周目の半ばでようやくコースを見ながら走れたが、終始姿勢が前傾してしまった。
1周目は中団より後ろだったが、2周目に入ると前半ハイペースで飛ばしていた人を3・4人交わしていき、後を走っている人間に抜かれることなくゴールした。伸びないけどばてないという結果だった。新春ファミリーマラソンの結果は一般男子の13位と参加者の真ん中位だった(一般男子は25人位)。僕はマラソンの練習をしているので、長距離はそれなりに走れるが、1・2キロの距離を速いペースで走るのは得意ではないので、一般男子の真ん中位で良かったとホッとしている。
ゴールした後は、主催者からコーンスープをいただき、完走証と参加賞のボールペンをもらった(参加賞は受付時にもらえる)。
完走証には、笠松競馬場が生んだ名馬オグリキャップを上回る脚力と元気さを発揮し見事に笠松競馬場を完走しましたと書いてありました。
僕はオグリキャップを上回る脚力は無理でしたが、サラ系B級1組の馬の5分の1のスピードで完走しました(B級1組特別の1800メートルのレースで2分前後)。
来年、参加するかは未定ですが、出場するのであれば、もう少し走力をつけたいと思います。