NYタイム

筆者が興味・関心のある事や趣味に関して語るブログです。〔不定期更新〕

箱根駅伝

2010-01-04 23:22:38 | スポーツ

 新年あけましておめでとうございます。今年も当ブログをよろしくお願いします。

 新年最初の記事は2・3日に行われた箱根駅伝の話題から。

 今年の箱根駅伝は往路はしっかりと見ましたが、復路に関しては、他の作業をしながら見ていたので、大雑把な印象しかありませんが、今年の結果と気になった学校の短評を書きたいと思います。

 優勝 東洋大学・・・5区の柏原選手の圧倒的な力量による勝利ではありましたが、他の選手も頑張った結果の連覇です。柏原選手が卒業するまでは、3連覇・4連覇を目指せるだけの力量はあるはずです。

 2位 駒澤大学・・・予選会を圧倒的なタイムで制し、本番でも復路優勝と力を見せました。ただ、往路では1区からの出遅れが響いた感じだったのが残念でした。

 3位 山梨学院大学・・・2区=留学生の図式を打ち破った今年は、選手全体のレベルアップが見えた気がしました。ここ最近は苦戦していた5区でもそれなりに踏ん張り復路につなげたことが、今回の3位につながったと思います。

 4位 中央大学・・・優勝争いにさほど絡んだわけではないので、印象はやや薄いものの、6区の山下選手が転倒のアクシデントがありながら区間2位の記録で襷をつないだのが印象に残りました。

 5位 東京農業大学・・・久々のシード権獲得です。来年もシード権を取れるかに注目が集まります。

 6位 城西大学・・・初のシード権獲得です。シード権まであと1歩(10位と10秒差という年もあった)が続いただけに、関係者の喜びはひとしおだったのではないかと思います。

 7位 早稲田大学・・・昨年までは竹澤選手がチームを引っ張っていたが、今年は竹澤選手が卒業で抜けたせいか、全体的に勢いが足りなかったような気がしました。

 8位 青山学院大学・・・1区を9位で襷リレーし、その後もブレーキになる選手を一人も出すことなく1けた順位をキープし、41年ぶりのシード権を獲得。予選会の順位からは考えられない大健闘で、駅伝というのは、レースの流れに乗ることが大事だと感じた結果でした。

 9位 日本体育大学・・・往路は3位だったものの、6区がまさかの失速で終わってみれば9位。結果はともかく、駅伝とは全く関係のない選手の不祥事でのシード権はく奪→予選会からの出場や練習環境の問題(部としての練習が出来なかったようです)など様々なハンデを乗り越えただけに、来年は期待しても良いのではないかと思います。

 10位 明治大学・・・前半の主役でしたが、終わってみれば10位。5区の大ブレーキが想定外だったようです。

 12位 東海大学・・・2区のスーパールーキー村沢選手が区間2位の力走も、予選会の順位から想定された程度の成績。来年以降も予選会から出場→本番でシード権を逃す→再度予選会に出場という悪循環を繰り返さなければ良いが・・・と思います。

 15位 日本大学・・・出雲・全日本の覇者がまさかのシード落ち。1人が20キロ以上も走る箱根駅伝では、1人の大ブレーキが結果に大きく影響するもので、5区の大ブレーキ(区間最下位)が響いたようです。また、2区のダニエル選手は区間記録を達成したものの、例年通り1区で出遅れ、今年も「ダニエル選手の何人抜き」というフレーズが中継で使われたことからもわかるように、選手層に多少問題がある気がしました。

 最後に一部の学校の関係者から、5区(東洋大の柏原選手)だけで勝負の行方が決まるのはいかがなものかというニュアンスの発言があったようだが、正直言って単なる負け惜しみです。箱根駅伝では、花の2区などと言われていますが、冷静に考えると一部の大学の関係者は5区を軽視しすぎているのではないかと思います。

 他の区間に関しては区間トップと区間最下位の選手との差は3~5分であるのに対して、5区の区間トップの選手と区間最下位の選手との差は今年は12分(例年でも8~10分)であり、箱根駅伝を勝つためには、5区も重点区間にしなければいけないはずなのだが、上のような発言は、それを怠ったチームの関係者が、責任転嫁をしているだけに過ぎません。「悔しかったら、東洋大学の柏原選手に匹敵するだけの実力を持った選手を育ててみろ」と個人的には思います。

 今年は柏原選手と区間2位の選手との差は4分ほどありました。来年は4分の差を0にとは言わないものの、2分位の差に出来る選手の出現を望みます。