名古屋駅近くの映画館で「ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE」を見に行ってきました。
「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」のテレビ版と同じく、太川陽介・蛭子能収にマドンナと呼ばれる女性芸能人(今回は三船美佳)の3人が、3泊4日で台北駅から台湾の最南端にある岬の灯台を目指す(日本で言うと、博多駅から薩摩半島の最南端まで行く感覚?)というものでした。旅のルールも、高速道路の使用禁止などテレビ版と同じでした。
旅の1日目は慣れない異国でのバス探しのせいか間違えて高速バスに乗り、元の場所にUターンしたり、2日目は食事に夢中になってバスを1本乗り過ごすなど、路線バスの旅につきもののアクシデントは少々あったものの、それなりに順調に進んでいたが、3日目にロケの時期(昨年の9月下旬)に台湾を襲った台風の影響が・・・、ここから先の結末は割愛させていただきます。
感想としては、映画だからといって奇をてらったことをせず、テレビ版とほぼ同じ感じのクオリティーだったので、十分に楽しむ事ができました。映画館の大スクリーンで見る台湾の景色だったり、普段の台湾を紹介する旅行番組では行かない場所を見ることができたというのは、個人的にはポイントが高く、また、ロケ先の台湾の方々との触れ合いのシーンも良かったので、それなりには満足しています。ただ、しばらくすれば、テレビでも放送される可能性は高いので、お金を払って見に行くのは、微妙といえば微妙ですが、少なくとも金を返せというレベルではありませんでした。「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」のフリークであれば、見ておいて損はない作品です。 (文中 敬称略)