NYタイム

筆者が興味・関心のある事や趣味に関して語るブログです。〔不定期更新〕

高知龍馬マラソン 後編

2017-02-24 00:02:52 | マラソン

 高知龍馬マラソン 前編より続く。

 レース当日の受付会場でもある城西公園に向かい、手荷物を預け、スタートの時間を待ちます。レース当日の朝は、日陰にいるとやや寒く、日なたが恋しい状況でした。

 朝9時に先頭に並んでいる選手たちがスタートしたが、Eブロックという後ろから2番目のブロックにいたせいか、9分以上かかってようやくスタートしました。

 最初の4キロ付近までは、スタート地点の高知県庁から東方向へ市電の軌道と並行して走るコースでしたが、前を走るスピードの遅いランナーの渋滞に阻まれて、全くペースが上がりませんでした。さらにトイレに行きたくなり、トイレの行列に並んだ分、2分30秒ほどロスしました。

 4キロを過ぎ、市電の軌道と別れを告げ、さらに東に向かいました。通常の大会であれば、このあたりで、適正なペースに落ち着くが、さらに数キロ走っても、前を走るスピードの遅いランナーに阻まれて、なかなか6分/キロを切るペースで走ることができませんでした。最初の10キロあたりは、前に進まないイライラもあって、景色の記憶がほとんどありません。10キロ通過に1時間4分42秒かかりました。

 10キロを過ぎてからようやくペースが安定し、15キロを1時間34分41秒で通過しました。高知新港あたりから、前日にMY遊バスの車窓から見た景色になったので、頑張って走ろうという気分になりました。そうして走っているうちに、高知龍馬マラソンの最大の難所である浦戸大橋にたどり着きました。

 浦戸大橋はかなりきつい上り坂で、1キロほどの距離で50mを駆け上がります。ここで、かなりの方が歩いていましたが、僕は何とか上りきりました。浦戸大橋の頂上から坂を下ると、左側に桂浜があり、正面に太平洋が見えてきました。レース中はカメラを持ち歩かないので、写真はありませんが、高知に来て良かったと思える景色でした。坂を下りきって100mほど進むと中間点です。中間点は、2時間11分位で通過しました。

 中間点から7キロほどは、花街道と呼ばれる海岸線沿いの道を西に進みます。レース序盤からトマト・文旦・きゅうりなどの給食や給水をとってきたせいか、胃腸がやや重く、海からの風はそれほどきつくはないものの、体の冷えを少し感じたので、25キロ手前で2度目のトイレ休憩をとりました。

 28キロ過ぎに文庫鼻トンネルという小さなトンネルがあり、そこを過ぎると景色が微妙に変わります。さらに西に進むと全長が約1キロある仁淀川河口大橋が見えてきました。橋の途中に30キロ地点があり、3時間6分25秒で通過しました。仁淀川河口大橋を渡り切り、さらに1キロほど走ると折り返し地点があり、そこから東へ戻ります。

 32キロ過ぎの給水所で、給水と給食のかつおめしをいただきました。かつおめしは今回の高知龍馬マラソンで一番気になっていた食べ物で、ピンポン玉より少し小さいぐらいの大きさに丸められ、ラップに包んで提供されていました。始めの一口はやや味が薄いかなという感じだったが、食べていくとちょうど良い感じの味になり、美味しくいただきました。かつおめしを土産で買って帰ろうと思ったが、販売されているものはイメージとは違い炊き込みご飯の素みたいな感じで、我が家では使い勝手が悪そうなので、違うものを土産に買って帰りました。

 普段の大会だと残りの10キロは、膝痛で減速を余儀なくされるか、エネルギー切れで足が全く動かなくなるかのいずれかなのだが、今回は前半に飛ばし過ぎなかったのが幸いしたのか、さほど失速することもなく、6分10秒~20秒/キロのペースで走ることができた。40キロ付近で右足の甲が痛くなったが気力で走り、最後の難所である春野陸上競技場へ向かう上り坂も右の太ももが痛くなりながらも何とか走り、陸上競技場のトラックを駆け抜けゴールしました。記録は4時間23分57秒(ネットタイム)でした。

 ゴールしてから、タオル・記録証・完走メダル・軽食(ぼうしパン・ゆずジュース・ゆずゼリー・ポカリスエット)をもらい、着替えをすまし、ぼうしパンとゴール会場で配られていたシャモ鍋を食べてから、15分ほど歩いたところにある「天然温泉 はるのの湯」に向かい、レースでの汗を流し、再びゴール会場に戻り、シャトルバスに乗り次の目的地に向かいました(これについては次回の記事で・・・)。

 記録に関しては、序盤にスピードに乗れなかったこともあり、もう少し詰めれたかなという気もしますが、練習量をそれなりに積めた分、終盤の失速もなく、4時間30分は切れたので、一応満足しています。

 大会の印象としては、レース中盤から見える太平洋の景色が素晴らしく、高知で走れてよかったと思う反面、1万人規模の大会を開催するには、今のままだと多少無理があるのではという気もしました。走るのはあまり速くないけど、記録にこだわりたいという方には、あまりお勧めしませんが、景色や観光や走ること等いろいろ含めて高知を楽しみたいという方にはお勧めできる大会です。