今年の僕を振り返るという事で、僕が今年読んだ本の中からいくつか紹介したいと思います。
①深夜特急 沢木耕太郎 著
昨年の暮れの同業者の友人との忘年会で、旅行についての話題が出た時に、僕と同年齢の友人が「20代の頃は、沢木耕太郎の深夜特急のような放浪旅行に憧れてたんだよな」という話を聞いて興味を持ち、読んでみました。
日本からアジア・ヨーロッパを横断し、最終的にロンドンまでたどり着く旅行記ですが、僕も20代の頃に読んでいれば、こういった放浪旅行に憧れたと思います。物の考え方とか生活スタイルというのは、年とともに変わっていくので、自分にあった旅行のスタイルというのもこれと同じかなと感じました。
この本を読んで、ユーラシア大陸の西の端というものに興味を持ちました。
②大地の子 山崎豊子 著
10年以上前、NHKでドラマ化されたのがきっかけで買った本だが、当時は難しすぎて途中で挫折した。その後も我が家の本棚に放置されていたが、ある日古本を整理しようという事で、古本屋に売りに行こうとしたら色が変色しているという理由で売れず、これも何かの縁ということで、再び読み始めたら、意外とすんなり読むことが出来た。
中国残留孤児の悲劇や苦悩を描いた作品で、フィクションですが中国という国の負の側面(当然プラスの部分もあるのだと思うが・・・)を垣間見た気がします。中国残留孤児の話題は最近あまりされなくなりましたが、こういう事を忘れてはならないと思いました。
③世襲議員のからくり 上杉隆 著
日本の政治でダメだと思うものの一つが世襲議員の多さで、この本ではなぜ日本の政界で世襲議員が多いのかというからくりを明らかにしています。相続税などの優遇などの政治家特権などもありますが、選ぶ側の有権者にも世襲議員を生み出し続ける問題があるという事を感じました。
世襲議員の全てがダメとも思わないが、こういった方々は、子供のころから特権階級の中で育っているので、庶民感覚というのが全くないのが問題のような気がします。
個人的には、国会議員は国民の代表であって、その地域地域の代表ではないのだから、1回出た選挙区からは2度と出馬できないような制度というのを取り入れれば良いのではないかと思います。あとは、国会議員に関わらず、議員と名のつく方々が多すぎるので、これらを削減し、経費を減らせば、国や地方自治体の財政にも多少は貢献するのではないでしょうか。
番外 アメリカ横断ウルトラクイズ
古本屋で1冊105円で並んでいたので、買いました。買ったのは、個人的に記憶がそれなりにあった第6回と第8回の問題集で、機内ペーパークイズの400問も実際に解いてみました(十分合格点でした)。回によって問題の難易度が全く違うのというのが新たな発見でした。
個人的には最も好きな第7回と動画サイトで見て気に入った第14回の分が古本屋にあれば手に入れたいです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます