タイムシェアのある人生

このブログでは私が実際に訪れたタイムシェアや現地で経験したいろいろな情報をシェアしていきます。

"The Home of Golf" ゴルフの聖地 セント・アンドリュースに行ってみました!

2017-11-01 11:22:18 | スコットランドのヒルトンホテル


スコットランドのタイムシェアを巡る旅。今回はセント・アンドリュース・リンクスをご紹介します。


今回、私は初めてスコットランドに行ったのですが、スコットランドについて私が知っていたのは恥ずかしながら
スコッチウイスキーと


ネス湖のネッシー


そしてこのセント・アンドリュースだけでした。
ただ知っていると言っても、セント・アンドリュースについては「全英オープン」が開催されるゴルフコースと言う程度で、テレビで全英オープンすら見たことがなく、「まあ話しの種に行ってみるかあ~」位のノリで見に行きました。ですのでゴルフ好きのオーナー様には物足りない記事になるかもしれませんが、どうかご容赦下さい。


まず、私のようにセント・アンドリュースについてあまり知らない方の為に簡単に説明しておきますと、セント・アンドリューズは"Home of Golf"、また「ゴルフの聖地」と呼ばれていて、セント・アンドリュース・リンクスのうちのオールド・コースは、1552年に作られた世界で最も古いゴルフコースなんだそうです。


また私は行くまでは全然知らなかったのですが、セント・アンドリュース・リンクスには"Old Course", "The Castle Course", "New Course", "Jubilee Course", "Eden Course", "Strathtyrum Course", Balgove Course"の7つのコースがあり、その中で最も由緒あるオールド・コースで5年に1度、四大メジャーで最古の歴史を誇るゴルフ大会・全英オープンが行なわれるそうです。

詳しくは以下の素晴らしいウエブサイトをご参照下さい。(大変綺麗でよく出来たサイトです)
https://www.standrews.com/


そのセント・アンドリュースまでは昨日泊まったダンディーのダブルツリーホテルから車で約30分。途中は看板もしっかりあって、道も分かり易く快適なドライブでした。


セントアンドリュースに着いて最初に出てくるのがこの看板。「ここがセント・アンドリュースコースの入口かあ」と思って車を停めて写真を撮りましたが、


この看板のところからすぐのコースはBalgove Courseで、私の知ってるセント・アンドリュースではありません。


その先を進むと案内があって、Eden Course やEden Course用のクラブハウスがあることがわかりました。


ここまで来て初めてセント・アンドリュースには7つもコースがあることを知り(遅い!!)


せっかく来たので、とりあえずEden Courseのクラブハウスものぞいてみました。このように落ち着いた雰囲気のシニアの方がゆったりとゴルフを楽しんでいらっしゃいました。更にここに来て初めて知ったのはセント・アンドリュースはパブリックコースだという事。(またまた遅い!)。「ゴルフの聖地」と聞いて凄く敷居が高い感じがしていたのですが、誰でも手軽な値段でラウンドできちゃうんですね。


さて「じゃあ、あの全英オープンが開催されるコースはどこなのか?」と車でうろうろ探していたら、コースを通り越して、セント・アンドリュースの街に入ってしまいました。


セント・アンドリュースの街は北海に面していて、


スコットランド最古の大学であるセント・アンドリュース大学がある歴史的な街。ゴルフコースもいいですが、時間があれば、 セント・アンドリュースの街もぶらぶらしてみたいと思いました。


今回は時間もないので再びコースに取って返し、全英オープンのコース「オールドコース」への入口を探します。車でうろうろ探していても見つからないので、車を停めて徒歩でコースに行ってみました。


最初はクラブハウスと勘違いして、この「オールド・コース・ホテル・ゴルフリゾート&スパ」に入ってしまいました。


せっかく入ったのでとりあえず中を見学。


コースの歴史や名プレイヤーの写真が沢山飾ってあって、


私がよく「顔が似ている」と言われる「タイガーウッズ」の写真もありました。彼はここで2回優勝したそうです。


このホテルの目の前がオールドコースです。滅茶苦茶フラットで木も林も何も無く、大変失礼ですが河川敷みたいな感じ。

でも古いコースだけあってコースの起伏が凄いです


ぼんやりコースを眺めていたら、セント・アンドリュースの街に入るすぐ手前の道を、コースの中に向かう車があるではないですか!「あの道の先がクラブハウスに違いない!」とさっそく行ってみました。


色々迷って、やっとのことでメインのクラブハウスに到着。


クラブハウスの前がジュビリーコースのスタート。


その反対側にはパターコースがありました。ここは観光客用なのか、学生さんも含め、沢山の方々が楽しんでいました。


そしてここがクラブハウスの入口です。入ってみましょう。


フロントの横には、こんな素敵なコメントがありました。


ちょうどお昼時だったので、クラブハウスの中のスウィルカン・ラウンジでランチをすることにしました。


ここはプレーヤーだけでなく誰でも入れます。


眺めが良く、


居心地の良いスウィルカン・ラウンジ


メニューも比較的リーズナブル


ビールが飲みたかったのですが、この後、車の運転が長いので諦めてサンドイッチとレモネード(を頼んだのにスプライチが来た!)


ランチの後は、ガイド付きのオールドコース見学ツアーに参加しました。1日2回、11時と2時にあるそうです。費用は10ドルで、御土産にボールとスコアカードがもらえることから、結構人気があり、20人くらいの人が集まっていました。まずはクラブハウスの屋上に上がって、コースを見渡しながら、ガイドの女性が事細かにコースの歴史から、いろんな出来事を説明してくれます。(説明は残念ながら英語だけです)


そして次は1番ティーに向かって


みんなでぞろぞろと歩いていきます。


ここがスタート小屋


1番ティーが見えます


オールドコースは1番と18番は本当に真隣


もの凄くフラットで打ち易そうに見えますが、回ってみると難しいのでしょうね。


自分でカートを引いてラウンドしている人が多くかったです。


この見学コースはプレーしない方にとっては実際にコースに足を踏み入れることができる貴重な機会。フェアウエイの芝は絨毯のように綺麗に管理されていました。


見学ツアーでは1番、18番、17番を巡ります。オールドコースは“あるがまま”を理念としているそうで、最大の名物17番ホール(パー4)のグリーンの右方向には1969年まで列車が走っていたという線路の跡があります。またグリーンの手前には有名な「ロード・ホール・バンカー」があり、ガイドの方が1978年の大会で日本の中島常幸がそれにつかまり(パーオンの後の第3打のパットがオーバーしてバンカー入り)、脱出に4打を要し結局9打でホールアウトという大叩きで、日本人男子選手初のメジャー大会優勝のチャンスを逃したことから、中島の愛称“トミー”をとって「トミーズ・バンカー」と呼ばれたりしたことも話してくれました。


1番と18番ホールをつなぐ このスウィルカン橋(Swilcan Bridge)は数々の伝説を残した有名な橋。ここで記念写真を撮るのがお約束だそうです。今回、ブログの記事を書くにあたって色々調べていたら、この下を流れるクリークもゴルフの歴史にとって重要な小川だそうで、その昔、 地元民が小川の土手に干していた洗濯物にボールが乗ってしまったことから ” リプレイス ” のルールが生まれ、川ポチャ から ” ウォーターハザード ” のルールが 考案されたということです。


コース見学ツアーにはゴルフ好きのシニアのカップルの方が沢山参加されていました。クラブハウスには電子アドレス帳があり、このオールドコースを訪れた方の写真とコメントがテレビに映し出されていました。「結婚25周年に夫婦でオールドコースをラウンドしました。また来ます!」なんて書かれたコメントもありました。

ゴルフ好きのご夫妻ならお二人の記念日にゴルフの聖地、「オールドコース」をラウンドするなんていいですよね。
一生の思い出になること間違いありません!

尚、このオールドコースでプレーをするには以下の4つの方法があるそうです。

1.1年前に予約する
毎年、8月後半に翌年のプレーの申し込み受付があるそうです。残念ながら私が行ったときには既に終わってしまっていました。

2.現地で抽選(バロット)に申し込む。
プレー日の2日前の午後2時までにオンラインか電話かクラブハウスで抽選申込をします。名前と自分の所属クラブ名、ハンディキャップが申し込みには必要です。その日に抽選があり、午後4時半にネット上で当選者が発表されます。

3.当日ウェイティング
当日1番ティー横のスターター小屋に並びウェイティングします。4人1組のラウンドが原則なので、2-3人の組があれば空き枠へ入れてくれます。ただピーク時には朝4時頃ころから並ぶ必要があるそうです。

4.パッケージツアーに申込む。
これが一番簡単なのでしょう。セント・アンドリューズが公認しているスタート枠管理会社が企画したツアーに申し込むと、日本出発前からオールドコースのスタート枠を確保できます。スタート時間も事前に割り当てられるので効率的に楽しむことが出来ます。

あとプレーにあたっては所属クラブのハンディキャップの証明書(英文)を見せる必要があるそうです。ちなみに制限は男性24、女性36だそうです。

ウエブサイトにはもっと詳細に書かれていますし、日本の業者さんのサイトなんかもありますので、ご興味のある方はチェックしてみて下さい。


私ももし将来、ゴルフ好きのパートナーができれば、一度はオールドコースで一緒にラウンドしてみたいなと思いました。

次回はいよいよスコットランドのタイムシェアをご紹介します。