メキシコシティのヒルトンホテル。今回は昨年10月にオープンしたばかりのウンブラル・キュリオ・コレクション・バイ・ヒルトンをご紹介します。このブログで以前、旧軽井沢ホテルをリノベーションして作られた「旧軽井沢KIKYOキュリオ・コレクション」をご紹介しましたが、大変素晴らしいホテルでした。今回ご紹介するメキシコシティのキュリオもこれまた大変素晴らしいユニークなホテルです。たった59室しかない小さなホテルですが、実はこの建物、今から約100年前の1924年に建てられた商業ビルを改装して作られたもの。メキシコシティの歴史地区の中のホテルらしく、昔の外観を残しながら、中はモダンでアーティスティックなホテルに改装されています。
メキシコシティの中心部には3つのヒルトンホテルがあります。1つが前回ご紹介したヒルトン・レフォルマ。更にハンプトンインと今回ご紹介するキュリオです。
ヒルトン・レフォルマは世界遺産にもなっているメキシコシティの歴史地区(Centro Historico)のややはずれにはりますが、今回ご紹介するキュリオは歴史地区のど真ん中。歴史地区の観光にはもってこいの最高の立地にあります。
キュリオにはコフンリッチからの帰りに一泊しました。インタージェットでチェトゥマル空港から2時間弱でメキシコシティに到着。
荷物をピックアップしてゲートを出たら、すぐにUBERを手配しましょう。このようにUBERをリクエストすると、車がどこのゲートに来るかわかるので安心です。今回はメキシコ国内便で到着したので、3番ゲートの乗り場が一番近いようでした。
UBER乗り場にはたくさんの利用者が待っています。でもUBERの車の数が多い為か、待ち時間はホノルルより遥かに短いです。
車がどんどん来るので、スマホでUBERの車の動きをチェックしながら捕まえましょう。
UBERの場合、運転手さんは既に行き先がわかっているので説明はいりません。乗ってしまえば安心です。今回は少し混んで空港から40分くらいかかりました。
こちらがウンブラル・キュリオ・コレクションです。
でもこんなちっちゃな看板しかないし
夜だったらこんな真っ暗で看板も見えません。10月にできた小さなホテルでは知らないタクシー運転手も多いはず。運転手にスペイン語で場所を説明することもできないですから、UBERって本当にありがたいですね。
こちらがホテルの入口です。では中に入ってみましょう。
外観はクラシックですが、中はこんなモダンでお洒落な空間に改装されています。
右手がフロントです。
フロント側から入口を見るとこんな感じ。外からは想像できない世界が広がります。
小さなホテルなので、ロビーらしきものはここだけ。
ソファーが置いてあった場所の奥がトイレなのですが、トイレ前のアートが凄い!
また入口からフロントに来る途中に展示スペースがあって、写真が展示されていました。このホテルには100点以上の地元のアーティストの作品が飾られているそうです。
でもここは壁が汚いまま絵(写真?)が飾られているのがなんとなく不気味なんですが、これもアートの一部なんでしょうか?
チェックインを済ませてお部屋に向かいます。今回は2階の部屋。2階へはこんな素敵な階段で上がれます。
上から見るとこんな感じ。私が滞在中、モデルさんが来て、ここで雑誌の撮影をしていました。そんな絵になる階段ですが
さすがにスーツケースを持って行くわけにはいきませんので、ベルボーイに連れられてエレベーターでお部屋に向かいます。こちらがエレベーターの入口です。
なんとエレベーターもクラシック!
機能的には新しくなっているようですが、外観は昔のまま。横の黒電話がいい味だしてます。
中に入るとこんな鉄格子がガチャーンと閉まり
横にはこんなものが!凄い凝りようですね。
エレベーターを降りるとこちらが廊下。圧巻です。
このガラスと
光の使い方がまたなんとアーティスティックなこと!
今回のお部屋はこちら。でもこれ二重扉になっていて、この中に更にお部屋に入るドアがあります。なんか古い弁護士事務所を訪ねているみたいですね。
中に入るとこちらがリビング。お洒落ー。アートギャラリーのようです。
こちらが今、入ってきたドア。黒を基調とした無機質な感じのお部屋に木がアクセントになっています
デスクの前にもこんな絵が
でも木のデスクの下にセーフティーボックスがあって、必要な物はちゃんと揃っています。
こちらはクローゼットなんでしょうけど、扉がメッシュ
しかもハンガーの下にコーヒーメーカー、そして冷蔵庫とはこれ如何に?
コーヒー、飲み物、おつまみ、お酒まで全部揃っています。
引き出しの中にはパジャマがありました。
そしてデスクには炭が置かれていました。この黒い炭を置くのもホテルのコンセプトに関係あるのでしょうか?
テーブルにはメキシコシティのガイドブックとチョコレート。このチョコが物凄く美味しかったです。
今回滞在したのは1月下旬。メキシコシティは日中は25度くらいまで気温が上がり、半そででOKなんですが、夜は結構冷え込みます。でも部屋のエアコン、何故か暖房が効かず、フロントに電話したらこんな電気ストーブを2つ持ってきてくれました。まあ1924年のビルなのでご愛嬌ということで。。。こういうところは、前回泊まったヒルトン・レフォルマは全く問題なかったので、快適さを重視するならレフォルマをお勧めします。
ちなみにホテルのコンセントは日本のコンセントでも利用できる形でした。
先ほどのエレベーターもそうでしたが、このキュリオ。かなりノスタルジックなアイテムにこだわっているようで、なんとソファの横にレコードプレーヤーが置いてありました。
レコードなんて久しぶりだなあ。昔を思い出しますね~(今の若いオーナーさんはレコードを知らない世代も多いのかな?)
このレコードプレーヤー、飾りではなくてちゃんと使えます。フロントに希望のジャンルを言うとレコードを無料で貸してくれるんです。私はジャズをリクエストしたら3枚持ってきてくれました。大好きなフランク・シナトラもありました。夜は久々にシナトラ三昧。レコードのやわらか~い音がたまりませんね♪
ちなみにこの部屋、ドアを閉めているとかなり暗いのですが、開けるとこんな感じで
窓から光が差し込み、表の通りが見えます。「ウンブラル」ってどういう意味?ってベルマンに聞いたら「光と影」って言ってました。過去が暗い影の部分、今が光なんでしょうか。お部屋の作りもリビングが黒を基調に作られていますが、ベッドルームやバスルームは白を基調とした明るい部屋です。
それではベッドルームを見てみましょう。こちらはこんなに明るくて、また違った雰囲気。べっど
大きなキングサイズベッドは快適でした。ベッドルームの壁にも大きな絵が
そしてベッドルームの窓にはこんな大きな扉があって
扉を開けると光が差し込んできます。なんか昔映画でこんな部屋みたことあるなあという感じの部屋です。普通のホテルではなかなか見られない作りですね。
最後にバスルームを見てみましょう。古いビルを改装すると一番大変なのが水回りだと思いますが、なんとこの通り、明るいモダンなデザインに生まれ変わっていました。
残念ながらバスタブはありませんでしたが、シャワーヘッドの影にもこだわりが感じられます。
置いてある水のボトルやアメニティもかなりユニーク
この石鹸、いい香りでした。
シャンプーやコンディショナーはこちら。どんなメーカーか調べてみたのですがわかりませんでした。でもこれもいい香りでした。
シンクはダブル。家具がどれも凝ってます。
鏡もお洒落ですねー。でもバスローブが短くて薄かった!ヒルトン・レフォルマの暖かい肌さわりのいいバスローブが恋しくなりました。
次にご紹介するのがルーフトップのバーとレストランです。今は寒いのでこんなビニールを張ってありますが
季節のいい時だったら、オープンエアーがさぞ気持いいことでしょう。夕方はハッピーアワーで、種類は限定されますが、お酒とおつまみが無料でいただけます。
今回は寒かったのでストーブの近くの席をお願いしました。(ハワイに住んでいると本当に寒がりになってしまいます)
ビニール越しに通りの夜景が見えます。暖かい時期にまた来たいな~
お洒落なバーの反対側には
ルーフトッププール!!
ホクラ二よりも小さいくらいのプールなので泳ぐというより、暑い時期に浸かりながら飲むという感じでしょうか?
ちゃんとデッキチェアと
素晴らしいジャグジーがありました。水は温かいのですが、今回はとても寒くて入る気になれないので、これもまた次回のお楽しみに取っておくことにしました。
最後にこちらがレストラン。夜は外に食べに出たので朝食をこちらでいただきましたが、大変素晴らしいレストランでした。
レストランの写真が上手く撮れていなかったので、ここからはキュリオのウエブサイトから拝借した写真です。実際にこんな感じの盛り沢山な朝食で玉子料理も作ってくれます。
フライトまで時間がなく、ゆっくり朝食をとれなかったのが残念でした。
次回はここでもゆっくりしたいと思います。
あとジムも利用しませんでしたが、こんないいジムがあるそうですし
こんなバルコニー付きのお部屋もあるそうです。
メキシコシティのキュリオ、いかがでしたでしょうか?
私には非常にインパクトのあったホテルでした。また久々にレコードが聞けていい思い出になりました。お洒落でユニークなキュリオ。メキシコシティの世界遺産の中でノスタルジックな雰囲気に浸るのもいい経験になるのではないでしょうか。メキシコシティでトランジットする機会があれば、是非泊まってみてください。
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