ハワイ4島巡りクルーズ「プライド・オブ・アメリカ」のクルー生活をご紹介する第2回目は、マウイ島のワイルクとハワイ島のヒロの散策をご紹介します。
まずはマウイ・カウンティのシティオフィス(マウイ郡の郡庁)があるワイルクから。
ワイルクはクルーズが停泊するカフルイの港から歩いて1時間、車だと10分くらいのところにあるヒストリックな街です。他に特に何があるわけでもないのですが、マウイの観光名所の1つであるイアオ・バレーへの入口にある街なので、ここに立ち寄られたことがあるオーナー様もいらっしゃるかもしれませんね。
マウイ島でたまたま4時間くらい休憩時間がもらえたので、運動がてら歩いて行ってみました。でも途中の景色がいいわけでもないので、歩いて行くことは全くお勧めしません。暑いだけ(笑)
カフルイの桟橋から山に向かって一本道をどんどん歩くと、ワイルクの街の看板が出てきました
丘の上から振り返るとカフルイの街とクルーズ船が見えます(おー、よく歩いたなあ~)
ワイルクの街に入っていくと、こんなレトロな感じのお店が幾つも現れます
大都会になってしまったワイキキやアラモアナではなくて、「昔の田舎のハワイの雰囲気」を楽しみたい方にはいいかも。
こちらがマーケットストリート。一番お店が集まっているところです。(それでもこんなもん)
ひなびたギャラリーやアンティークショップが並ぶ中、ちょっと小洒落た雑貨屋やレストランもありました。
一番賑わっていたのがこのワイルクコーヒー
独特の雰囲気のギャラリー
イアオシアター。ハワイ島のホノカアにあるピープルズ・シアターみたいな感じ。
あとドライサイミン(スープのないサイミン)で有名なSam Sato'sもワイルクの街はずれにあって、えっちらおっちら歩いて行ってみたのですが、物凄い激混み。外まで人が溢れていたので、今回は諦めて帰りました。
美味しいらしいので、時間に余裕のある方は行ってみてください。
ワイルクは特にこれと言った目玉があるわけではなく、街はずれの方はヒッピーが住んでいるような安宿があったりして、ちょっと危なげな感じもありますが、イアオバレーに行くついでに、ちょろっとノスタルジックな雰囲気を味わいに行くにはいいかもしれません。ちなみに私は1度で十分かな?(笑)
プライド・オブ・アメリカは土曜日の晩にホノルルを出て、日曜日はマウイ泊、月曜日の晩にマウイを出て、火曜日の朝にハワイ島のヒロに到着します。ヒロでは泊まらず、晩にヒロを出航して翌日の朝はハワイ島の反対側、コナの沖に停泊します。こちらが穏やかなヒロベイ
そしてヒロベイの一番いい場所にたたずむのが、我らがヒルトングループのホテル「グランド・ナニロア・ホテル・ヒロ」です。これはダブルツリーのブランドで運営されていて、ホテル自体は古いのですが、とても景色のいい、落ち着いたホテルです。このブログでも何回かご紹介していますので、ご興味のある方は過去のブログをご参照ください。
ハワイ島のヒロはアメリカでもっとも雨の多い街。1年間に4メートル近くの降水量があります。ヒロに行くとだいたいが曇りか雨。晴れ間に当たったらラッキーだと思いましょう。
でも晴れるとヒロの街は本当にキレイ!クルーズでは毎週毎週ハワイ島の色々な街を周っていたわけですが、私はなぜかヒロが一番好きでした。ちなみにアメリカ人はコナの方が好きみたいです。
休憩時間が短い時は13階のクルーデッキでヒロベイを見ながら昼寝(一応、デッキチェアも用意されています)
もうちょっと時間がある時はヒロの散策に出かけました。クルーズ船の停まっているピアからリリウオカラ二公園を周ってくるコース
晴れた日のヒロは本当に美しくて気持ちがいいです
人が少なーい。別にパンデミックだから少ないわけではなさそうです。
こんな木陰で昼寝をしたりカヤックを楽しんだり。ローカルファミリーや観光で来られた方がのんびり楽しんでいます
バニヤンツリーが美しいバニヤン・ドライブ。クルーズでアクティビティを売る仕事をして初めて知ったのですが、このバニヤンツリーはアメリカの映画スターや有名人が植えたもので、野球選手のべーブルースが植えた木もあるそうです。そこでここの通りは"Hilo Walk of Fam"と呼ばれています。
こちらがリリウオカラ二・ガーデン。日本以外の国にある日本庭園では一番大きいそうです。ダブルツリーホテルからすぐ近く。散歩にちょうどよい距離にあります。
なんとなく日本っぽい建物もあり、ヒロの観光ツアーには大体このガーデンが入ります(アメリカ人向けかな?)
我々日本人には日本庭園よりもこの美しいバニヤンツリーがインパクトありますよね。あ~、癒される~
観光より芝生の上で昼寝してる方がいいかも~
美しいリリウオカラニ・ガーデンを見ながらバニヤンドライブ沿いをテクテク歩き
ヒロベイ・カフェの前の公園で一休み
天気が良いとこんな小鳥たちも絵になります
リリウオカラ二・ガーデンを抜けるとポキ丼で有名なスイサンがあります。かなりガッツリ、大量のポキを楽しむことができますよ。
ヒロの街にはハーバーが沢山あります。でもワイキキみたいな華やかなハーバーではなくて、ローカルっぽいちょっとひなびたハーバーです。でもこの落ち着いた感じが私には何故かしっくりきます。
ヒロのカヌークラブのカヌー置き場。絵になりますね。ゆったりした時間が流れます。ヒロに行かれた事のないオーナー様は是非一度、ダブルツリーに一泊してヒロをゆっくり楽しんでみてください。オアフとは全く違ったハワイが楽しめますよ。
時間があまりないので、ヒロの街中へは行かず、カメハメハ大王像の前で折り返して船に戻りました。意外と知られてないですが、カメハメハ大王像はハワイに3つあって、1つはホノルルのイオラニ宮殿の前、もう1つはハワイ島の北部、ハヴィの街はずれのカパアウ、そしてこのヒロのワイロアリバー州立公園内にあります。ワイロア・リバー・パークの美しい橋を見ながらテクテクと船が停まっている桟橋まで戻りました。さあー、これから夜の仕事の準備です。
プライド・オブ・アメリカは午後6時にヒロの港を出航します。
このヒロの滞在中、大半のお客様はキラウエア火山のツアーに行かれます。そして船に帰ってきてからサンセットを見ながらカクテルタイムを楽しみ、ディナー、ショーと華やかなクルーズ船の夜は続きます。
クルーはお客様のいらっしゃるエリアには基本的に入れないので、こんな地味なクルーデッキからの写真ばかりしかないのですが、この反対側のプールやジャグジーではお客様が盛り上がっています。やっぱりクルーズ船はお客様として乗るのは一番ですね(笑)
次回はハワイ島のコナとカウアイ島、そしてこのクルーズのハイライト「ナパリコーストクルーズ」の様子をご紹介します。
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